Netflixでの年内配信が予定されている、かつての人気悪役レスラー、ダンプ松本の半生を描いた「極悪女王」。お笑い芸人ゆりやんレトリィバァが主演、ライバルのクラッシュギャルズは、長与千種を唐田えりか、ライオネス飛鳥を剛力彩芽が演じるが、ゆりやんが負傷で入院を余儀なくされるなどのトラブルで撮影は再三中断し、一時はお蔵入りの危機にあったと報じられた。映画関係者によれば、
「撮影の遅れの原因は、ゆりやんのケガだけではありません。白石和彌監督の別の作品のスケジュールの都合もあって撮影再開が遅れ、本来なら2022年中にクランクアップの予定だったのが、今年5月までずれ込んだ。7月下旬にようやく、クランクアップの打ち上げが行われたのです」
キャストやスタッフのスケジュールのすり合わせが難航したことは想像に難くないが、この大幅なリスケで最も苦労したのは、剛力だったようである。
実業家・前澤友作氏との交際問題や、以前の所属事務所オスカープロモーションを退社して仕事が激減した剛力が苦労したこととは「体重の管理」。プロレスラー役のため、ゆりやんも唐田も大幅な体重増を強いられたのだが、特に剛力は増量に四苦八苦したのだとか。
もともと太りにくい体質だった剛力は、あまり好きではない肉を無理やり食べるなど、涙ぐましい努力を重ねる。今年2月からは、本仮屋ユイカの代役主演の映画「女子大小路の名探偵」の撮影が入っていたのが、昨年中に終了するはずだった「極悪女王」の撮影再開が今年5月だったため、重大な影響が出ることに。
「映画での剛力の役は、スタイルのいい美女という設定。せっかく増やした体重を、元に戻さなくてはならなかったのです。映画の終了後は5月の撮影再開に向けて再度、プロレスラー仕様に増量。増⇒減⇒増と、まるでジェットコースターのような大幅増減の繰り返しに、同情の声が広がりました」(前出・映画関係者)
打ち上げの席では「あまりに体重が増えず、泣きながらご飯を食べました」と涙ながらに語ったという剛力。はたしてどんなライオネス飛鳥が見られるのか、大いに期待したい。
(石見剣)