米大リーグ・ツインズの前田健太投手が来季、古巣の広島カープに「電撃復帰」する可能性が高まってきた。
前田は2015年オフにポスティングシステムを利用してドジャースに移籍。8年契約総額2500万ドル(約36億円)の大型契約だった。20年にはツインズにトレードで移籍しメジャートータル62勝をマーク。今年はドジャースとの8年契約が終了となるため、その去就に注目が集まっている。
スポーツライターが語る。
「今季はトミー・ジョン手術から591日ぶりに復帰しましたが調子は上がらず、15試合に登板し3勝7敗の成績。チームは現在、ポストシーズン進出が濃厚ですが、35歳という年齢を考え8年契約が終了した段階で日本球界に復帰するとの見方があります。前田は広島の先輩である黒田博樹氏を慕っており、黒田氏のように日本に戻るなら古巣の広島と決めているとの話も聞こえてきます」
前田は15年いっぱいで広島からメジャーに移籍したため、16年からの広島球団史上初となる「3連覇」のメンバーには名を連ねていない。低迷していた時期に孤軍奮闘してチームを支えていただけに、今度は自分の手で優勝を勝ち取りたいと考えているはずだ。
プロ野球OBも言う。
「同じチームでは2シーズンだけしか一緒にプレーしていませんが、前田は先輩の新井貴浩監督を非常に慕っている。新井監督の一声で戻ってくるのではないか」
広島投手陣はいま充実してきており、今季は優勝を狙える力をつけた。そこへ来季、ベテランの前田が加入すれば、まさに鬼に金棒と言えるのではないか。
(ケン高田)