ただ今セ・リーグ最下位を独走中の中日ドラゴンズ。指揮を執る立浪和義監督は一軍選手に対し「白米禁止令」を出していたことが報じられ大炎上。試合では8月25日のDeNA戦で9回に投入した近藤廉投手が1イニングで10失点し、62球も「晒し投げ」させた采配にファンから怒号が飛び交った。
このままいけば2年連続での最下位が見えてくるが、そんな中で野球ファンの間では「PL学園出身者は監督に向いていない」との指摘まで飛び出している。
スポーツライターが語る。
「現時点での最下位チームは、セが中日、パ・リーグは西武(28日時点)で、それぞれ立浪監督、松井稼頭央監督と、ともにPL出身です。これだけなら単なる偶然とも言えますが、ファームのウエスタン・リーグでも最下位を行く中日の片岡篤史監督、加えてイースタン・リーグの最下位、ロッテのサブロー監督もPL出身です。立浪監督の采配がブーイングを浴びていることから、PL出身の監督全体に揶揄の声が出ているわけです」
ちなみに立浪監督以外で一軍監督を務めたPL学園出身者は2人いるが、尾花高夫ヤクルト二軍投手チーフコーチ(横浜=2010年~11年)は連続最下位、西武・平石洋介ヘッドコーチは楽天の18年途中就任で最下位、翌年3位と、やはり大成はしていない。どの監督も現役時代は大活躍しているが、やはり「名選手、名監督にあらず」というのは一理あるということなのか。
(ケン高田)