王道アイドルから国民的女優にステップアップしてきた石原にとって、〝女子アナ上がり〟とのライバル関係に不満は残らないのか。
一方で、すでに同ドラマの撮影現場の状況を知る関係者はこう語る。
「周囲が気を揉むほど、2人の仲はこじれていないと思います。一連の確執報道が出ても、それぞれ『因縁だってさ(笑)』と一笑に付していたようです」
とはいえ、過去にも「花王」や「サントリー」など、CMクライアントまでもがかぶってきた2人。遅かれ早かれ、蹴落とし合う運命からは逃れられないのだろうか‥‥。
ところで、石原を脅かすライバルは同年代だけではない。同じく正統派女優としてスターの座に駆け上がった広瀬すず(25)もまた、意識せずにはいられない1人だ。
「石原が『ホリプロタレントスカウトキャラバン』、広瀬が『ミスセブンティーン』のグランプリをきっかけに芸能界入り。いずれも大手広告代理店を巻き込み、ティーン年代からゴールデン帯ドラマの主演やヒロインとして顔と名前を売ってきました。一見、同じようなキャリアを歩んできたように見えますが、『ちはやふる』シリーズ(東宝)や『流浪の月』(ギャガ)をはじめ、複数の代表作を持つ広瀬の方が映画界の評価ははるかに上です。石原には代表作と呼べる映画作品はありませんからね」(平田氏)
当然ながら、2人はキャラかぶりの面がある。しかし、その評価たるや、CMの本数やギャランティにも残酷に表れているようだ。
「23年上半期TV─CM会社数ランキング(エム・データ調べ)によると、石原の8社に対して、広瀬は9社と契約。CMギャラ相場も5500万円と言われる石原より、広瀬の方が1000万円ほど上回っているそうです。しかも広瀬は、25歳になってアルコール飲料のCMが解禁され、7月から放送されている『ザ・プレミアム・モルツ』の契約料は年間1億円といいます。広瀬が女優ナンバーワンのギャラになるのも時間の問題でしょう」(スポーツ紙芸能デスク)
次から次へとニューフェイスが現れ、安穏とはしていられない。待望の復帰作で、石原の挽回演技に期待したいところだ。