「最低2勝1敗にしないとダメですから…。ただ、3つ勝つのはかなり至難の業だと思います、今の阪神に。だから2勝1敗になればいいけど、1勝2敗になるとってとこですね。2勝1敗になるか、1勝2敗になるかで、ものすごい違うので」
4位・巨人がクライマックス・シリーズ(CS)出場に近づくポイントについて、野球解説者の江川卓氏が9月12日に自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、そう持論を展開した。続けて、
「阪神、何がうまいかって、1点取るのがものすごくうまいんですよ。他のチームだとミスして1点取れないだろうなって思うケースを、必ず1点取ってるんですね。その野球が12球団、阪神が一番できてると思いますね」
9月12日からの甲子園球場での阪神×巨人3連戦の初戦は、阪神が2回に木浪聖也の犠牲フライでもぎ取った虎の子の1点を守り抜き、1-0で勝利。「アレ」へのマジックを3に減らした。
「1点差のゲームに粘り強く勝つチームが、真のツワモノだと言われています。今季、阪神の1点差ゲームは24勝10敗で貯金14。それに続く広島が22勝20敗、巨人は21勝20敗ですから、阪神は断トツです」(スポーツライター)
江川氏はなおも、1点差ゲームで勝つか負けるかについて、こう言った。
「その一戦が今年の巨人を決めるっていう気がしてならないですね」
12日の敗戦で、巨人は3年連続のV逸が決まった。江川氏の懸念通り、CS進出も逃すか…。
(所ひで/ユーチューブライター)