「朝日新聞デジタル」がサントリーホールディングス・新浪剛史社長のインタビューを掲載し、ジャニーズタレントが出演するテレビ番組からのスポンサー撤退を示唆した。
サントリーは先日、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて、同事務所のタレントと新たな契約を結ばない方針を明らかにした。さらに今回、朝日新聞の取材で新浪社長は「今後2~3カ月の間にジャニーズ事務所の体制に改善が見られなければ、所属タレントが出演するテレビ番組のスポンサーを降りることもオプション(選択肢)としてはあり得る」と発言。「テレビ局がどうして起用を続けているのか理解に苦しむ」と辛辣に苦言を呈している。
ジャニーズの性加害問題に関しては9月15日に、バラエティー番組「A-Studio+」(TBS系)にゲスト出演を予定していたSexy Zone・中島健人の収録が延期されたことが明らかに。ジャニーズタレントの広告起用の見送りを表明したメインスポンサー「花王」の意向が影響した可能性があるという。
そんな中、今年放送された人気ドラマの続編にも災難が降りかかろうとしている。
「TBSは今年、看板ドラマ枠『日曜劇場』で放送された福山雅治主演『ラストマン-全盲の捜査官-』や堺雅人主演の『VIVANT』が大ヒット。早くも続編が制作されると様々なメディアで報じられ、ドラマファンは大きな期待を抱いています。しかし『日曜劇場』は花王、サントリー、日本生命など、ジャニタレの広告起用を終了した大企業がスポンサーになっている。『ラストマン』にはKing&Prince・永瀬廉、『VIVANT』には嵐・二宮和也が出演しています。そのため、企業側に配慮して続編にストップがかかる可能性も浮上。ドラマファンの間では『今の流れだとジャニーズ出演ドラマのシーズン2は厳しそう』『代役を使うか、ジャニーズを退所してほしい』という本音が出ています」(テレビ誌記者)
サントリーがジャニタレ出演番組のスポンサー降板を示唆したことで、ドラマのキャスティングにも大きな影響が出そうなのである。