原政権の終了と同時に巨人の1軍打撃チーフコーチを辞任した大久保博元氏が、巨人がBクラスに沈んだ理由を明かしている。自身のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に愛甲猛氏を招くと、「最終的に何がダメで?」と問われて、
「勝てなかったのは簡単な話、打たれちゃったんですよね。責任をピッチャーにと言うんではなくて、解説者として見て。1点差で勝ちきれた。(それを)逆転された、乗っていけないっていう試合でしたね」
なんとも当たり前な答えだが、自身の担当部門については、
「実際にホームラン数がトップ、打率がトップ。それはもちろん僕のお陰じゃないんだけど、担当としては得点は3位だったけれども『十分でしょ』って…」
自身に責任はナシとも取れる発言である。
確かに今季、巨人のチーム本塁打数164は、2位ヤクルトの123本を突き離してリーグトップ。チーム打率2割5分2厘も、2割4分7厘で同率2位の阪神とDeNAを上回った。
一方で防御率3.39、自責点481は、いずれも5位。投打が噛み合わない印象は拭えなかった今季の巨人の戦いぶりだが、投手力が足を引っ張ったことは否めない。
コーチ就任当初はキャンプからアーリーワークで猛練習を積み、「終盤は練習をしたチームこそ強い。優勝する自信がある」と言い切っていた大久保氏。その言葉を信じていた巨人ファンは、打撃力で投手力をカバーできなかったことに言及してほしかった!?
(所ひで/ユーチューブライター)