「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、ジャニーズの性加害問題によって「あまちゃん」(NHK)の「続編」に光が見えてきた。
東山紀之氏が旧ジャニーズ事務所所属タレントのマネジメント業務を行う新会社の社長を辞退し、代わって株式会社スピーディの福田淳社長が就任する見込みであると報じられた。
「福田社長はソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントでハリウッド映画の製作現場に携わった経験を活かし、モバイルゲームをはじめとしたデジタルコンテンツやサービスを提供する会社をソニー社内で起業したヤリ手。2017年に『スピーディ』を設立し、エージェント業を展開。独立騒動を起こした女優・のんとエージェント契約を結び、サポートしてきました。芸能事務所の旧態依然の体質を批判し、『テレビ局の企画担当者は誰が最初にのんや元SMAPの3人にオファーするのか勝負』と発言したこともある。そんな人物が新会社の社長になれば、のんの活動も制限されることはなくなるはずです」(芸能ライター)
のんの問題がクリアになれば、あまちゃんの「続編」を作る障害はなくなる。今年、再放送され、続編を望む声は高まるばかり。舞台となった三陸地方も「あまちゃん2」が制作となれば全面協力が期待できる。特に三陸鉄道は多大なサポートをするだろうというのは鉄道ライターだ。
「あまちゃん放送後には聖地である三陸鉄道を訪れる人が多かったのですが、さすがに10年以上経ち、今はあまちゃんファンも見かけなくなりました。三鉄はコロナ禍で観光客が減り、経営が苦しくなっています。続編が登場すれば再び観光客が戻ってくるはずで、協力は惜しまないでしょう。それに三陸鉄道はあまちゃん放送時から大きく姿を変えました。北リアス線と南リアス線がつながり、第三セクター鉄道としては最長となる路線距離163kmの『リアス線』が誕生。舞台としては申し分ありませんよ」
「あまちゃん2」が登場し、ファンが「じぇじぇじぇ」と驚く日が来てほしいものだ。
(鈴木誠)