11月1日の「水バラ」(テレビ東京系)で新たなバス旅として華々しくスタートした「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 大宮&川越で街ガチャ争奪バトル」。
ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅シリーズはすべて太川陽介がメインだが、初めて太川抜きの旅とあって、放送前からバス旅ファンの注目を集めていた。しかし評判は今ひとつ。これでいいのかと疑問の声が上がっているという。理由をテレビ誌ライターが説明する。
「このバス旅は街の名所名物をキーホルダーにしたカプセルトイをやって、出てきた名所名物を体験すればポイントゲットというルールで、埼玉県の大宮と川越を舞台に戦いが繰り広げられました。どちらも名所名物は駅の近くばかりで、ほとんどバスに乗らなかったんです。乗り継ぎ術や路線の発見といったバス旅の魅力がまったくなく、対決もなかった。『これではバス旅じゃないし、対決旅でもない』との声が上がりました」
特に山下健二郎率いる「体育会系チーム」は、体力と行動力が有り余っているため、バスに乗ろうともせず歩いてばかり。バス旅とは名ばかりだった。しかし、番組自体は悪くなかったとテレビ誌ライター。
「どんな街ガチャが出るのか緊張感があり、名所名物がしっかりと紹介されたので旅番組として観れば面白かったと思います。第2弾をやるのであれば『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅』を取って、ただの『街ガチャ争奪バトル』にすれば素直に楽しめるでしょう」
この番組を観てどう思ったのか太川陽介に聞いてみたいものだ。
(鈴木誠)