浦和レッズの司令塔として活躍した柏木陽介氏が、浦和を退団しFC岐阜へて移籍した顛末を、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで明らかにしている。
柏木氏は2020年11月、コロナ禍の中でチームが家族以外との外食を禁止しているにもかかわらず、しかも妻帯者の身でグラドル・原幹恵との外食が報じられた。翌年の沖縄キャンプ中にもチームメイトを伴って外食し、度重なる規律違反で浦和を退団。FC岐阜へと移籍した。
キャンプ中の外食が発覚した翌日、練習参加を禁じられ、自宅待機に。1週間後に退団が決まったという。その時の心境は、
「ショックはめちゃくちゃ大きかったですね。言葉で表せないぐらい。僕は浦和で終わりたいっていう気持ちがどんどん強くなってましたし、浦和で引退するもんだと思ってたので今後どうなっていくんだろう。何をすれば正解で、何をすれば不正解なのかっていうのも判断もつかないぐらいでしたね」
と話した。ではなぜ、禁じられながら外食をしたのか、理由を柏木氏は、
「チームとして外食はするなっていう状態。キャンプ中は本当に(外に)出なかったんですけど、やっぱ飲食店が困ってるということでお金を落としあげたい。気持ちだけ行こうかっていう話になって、ご飯に行ったという感じですね」
と、目的がグラドルとのデートやチームメイトとの飲食が主ではなかったと釈明。
とはいえルールを破ったのは事実。自身でも、
「今でもなんで行ったんだろうとは思いますけど、チームの決まりごとを破っちゃいけないんだなっていうのと、たくさんの人に迷惑をかけたっていうのはあるんで、そこに対しては自分の甘さだったりするし、本当に申し訳ないなと。生き方としては自分らしかったんじゃないかって。今だからこういう風に思えるっていうのはあるんですけど」
と反省の弁を述べた。
アテネ五輪世代で「調子乗り世代」の中心だった柏木陽介氏。軽率な行動で輝かしいキャリアと浦和での引退を失ったことは、実にもったいない。
(鈴木誠)