ドジャース・大谷翔平投手が昨年末から全国2万の全小学校に3個ずつ、計約6万個寄贈しているジュニア用野球グラブの使い道に多くの騒動が起きている。
各校に渡される箱の中には「この3つのグローブは学校への寄付になります」という言葉で始まる大谷の手紙が入り、最後に「野球しようぜ。大谷翔平」の文字が綴られている。このグラブは昨年12月から配布がスタート。今年3月にかけ全国の小学校に配られることになっている。
「大谷は今年から米国のニューバランス社と契約していることから、グラブには『NB』という大きなロゴこそ入っていますが、市販されているものではありません。露骨な宣伝と捉えられないように大谷選手が気を配ったようです」(MLB担当記者)
そんな大谷の思いのこもったグラブの「タグ」のみが、22日にはフリマサイトで何と10万円で販売されていたことが発覚した。この心無い出品はすぐに削除されたが、
「寄贈された先の大人たちの方が興奮してしまっている状況。校長室や役所に展示されているだけという場合もあれば、汚れるから屋外での使用を厳禁している小学校もあります。本末転倒もいいところで、大谷が聞いたら呆れるでしょうね」(夕刊紙記者)
大谷グラブを巡っては、最後の配布が終わる3月まで何かしらの騒動が起こり続けそうだ。
(小田龍司)