ロッテ・佐々木朗希の去就が、いよいよわからなくなってきている。キャンプ目前にもかかわらず、契約更改していないのだ。その背景には、
「今オフの米メジャーリーグ挑戦を球団が確約するまで、引き下がらない」(球界関係者)
との情報が出回っているのだ。
ロッテは2月1日から約2週間、沖縄・石垣島で春季キャンプを実施。その後、沖縄本島の糸満市で二次キャンプをしながら、他球団との練習試合を行う。在京テレビキー局スポーツ番組スタッフが言うには、
「佐々木がいないキャンプなんて、視聴者の需要はほとんどありませんから。もし未更改でキャンプにも来ないとなれば、一斉にメディアがキャンプから撤退しかねない。どの局も経費削減が叫ばれており、ロッテで唯一、全国ネット番組での露出が期待できるのが佐々木ですから」
先日もロッテの球団社長は報道陣に囲まれて佐々木について聞かれるとノーコメントを貫き、核心を語らなかった。
「最悪の事態は、契約更改せずに引退して向こうの球団と契約してしまうこと。これは日米の野球関係者に衝撃が走ります。実際のところ、ルール的には問題ないのです。そんなことになれば、メディアはキャンプ取材どころではなくなり、ロッテ球団幹部と佐々木を追いかける日々が始まります」(前出・スポーツ番組スタッフ)
球団とモメて任意引退の手続き後、メジャー挑戦した野茂英雄の狂騒曲が、令和になって蘇るのか。