地上波テレビ番組で彼女の姿を見ることは、当分ないのだろうか。
剛力彩芽が「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)に最後の出演を終えたのが3月6日。11年半にわってMCを務めた番組に別れを告げた。
終盤、レギュラー出演しているバナナマンの2人から花束を渡された剛力は、思わず涙をこぼす。彼女のこれまでを振り返る動画では、2012年10月に番組に加わった当時の姿が映し出された。
「20歳の頃の姿は若々しく、フレッシュな雰囲気にあふれていましたね。当時の所属事務所オスカープロモーションに推され、忙しい日々を送っていました。ドラマ出演、CM契約本数は多く、テレビで見ない日はなかったですね」(芸能記者)
そんな剛力に転機が訪れたのは、2018年4月。実業家・前澤友作氏との交際が明らかになったのだ。同年にサッカーW杯ロシア大会を2人で観戦した模様をSNSにアップしたところ、これが大炎上。「浮かれすぎだ」などと世間から叩かれてしまった。
「剛力には以前からアンチが多く、『テレビ出演ゴリ押し』などと中傷を受けることは少なくありませんでした。そこに超リッチな前澤氏との交際です。金満デートの様子が明らかになったことが、アンチの心に火をつけてしまった。2人とも独身ですから、批判は気の毒でしたが…」(ネットライター)
2人の交際は連日メディアを賑わせ、破局と復縁を繰り返したことも影響したのか、剛力は徐々に仕事を失っていく。
2021年3月、剛力は前澤氏との2度目の破局を迎えた。前年8月にオスカーを退社し、個人事務所で活動を始めていた彼女の仕事が増えることはなく、レギュラー出演は「アンビリバボー」だけという状態に。
「そしてついに最後のレギュラー出演番組がなくなった。3月7日には、久しぶりの連続ドラマだった『夫婦の秘密』(BS-TBS)が最終回を迎えました。東京・明治座で行われていた藤原紀香・高島礼子とトリプル主演の舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、3月3日が千秋楽だった。仕事にひと区切りついた彼女に、今後決まっている仕事がどれくらいあるのか」(前出・芸能記者)
お笑いタレント・ゆりやんレトリィバァがダンプ松本役で主演する配信ドラマ「極悪女王」(Netflix)では、ライオネス飛鳥役で出演している剛力。いよいよ今年配信される予定だが、その後の展望が気になって仕方がない。
(石見剣)