CBCテレビ(TBS系)の若狭敬一アナが、3月末をもって18年間も出演し続けた中日ドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」から退くと発表された。
若狭アナは4月から報道番組のメインMCに「異動」。これまで主戦場だったスポーツ中継の実況などは、大幅に減る見通しだ。在名古屋テレビ局関係者が言う。
「キャラクターが暑苦しくて、実際にもグイグイ来るタイプ。プロ野球選手の取材力はかなりあって、現役時代から独特のオーラを放つ立浪和義監督に食い込んでいた。そこが抜けるのですから、取材体制が脆弱になるのは避けられないでしょう」
CBCは数年前にも、落合博満氏や立浪監督らに可愛がられていた敏腕プロデューサーがスポーツセクションから離れており、局として中日の取材能力の低下を懸念する声が多数、上がっていた。だが別のテレビ局関係者は、期待を寄せるのだ。
「若狭アナは長年にわたって中日取材にどっぷり浸かりすぎて、やり放題にさせてしまった側面もある。後任は30代の男性アナウンサーが引き継ぐということで、いい世代交代になれば」
メディアのよき理解者を失った立浪監督にとっては、痛手だろうが…。