今や芸能人で姓が「ダン」と言えば大半のオヤジ族が「ミツ」と答えるだろう。2010年代の新エロス女王の地位は揺るぎそうもない壇蜜(32)だが、彼女にメラメラと対抗心を燃やすのが、苗字が同じのあの「癒し熟女」だというのだ。
7月14日放送の「半沢直樹」(TBS系)。この回は計画倒産した「西大阪スチール」悪徳社長に焼肉を取り分ける壇蜜の愛人役ぶりで、視聴率も跳ね上がった。そんなドラマ中盤の時間帯で、突如、古い家並みの街角を薄手の白いブラウスを揺らし走り回り、意味深な表情でカメラ目線を送るのが、檀れい(42)。といってもドラマ本編ではなくサントリーのビール「金麦」のCMでの「艶技」だが、広告代理店関係者がこう話す。
「この檀れいのCMシリーズは金麦が発売された07年以来途切れることなく続いていますが、初回が報じられた当時、檀は30代半ば。05年の宝塚退団後、まだそれほど有名ではなかった彼女が男を癒すカメラ目線を見せるこのCMで一気にブレイクした。ところが、今やオヤジ人気は完全に壇蜜に逆転されてしまった。さらに言えば、壇蜜は下ネタの言い方も独特の気品を漂わせ女性人気も高いが、檀は取材の際に『私を誰だと思っているの』と言い放ったというエピソードもあるなど、下ネタなど絶対口にしない勝気タイプ。『半沢直樹』のドラマ枠内での檀蜜との“ニアミス”に、檀本人も快く思っていないのは間違いないでしょう」
ちなみに檀の夫は「半沢直樹」で主人公の親友役の及川光博(43)。こちらの心境も気になるところだ。