監督の姓名や運気などから見ると、連続日本一を目指す阪神タイガースはまさかの‥‥。評論家諸氏の見解とはちょっと異なる順位予想をお届けしよう。
プレーをするのは選手だが、長丁場を戦うプロ野球において監督の存在は大きな意味を持つ。選手起用や戦術の選択といった采配面は言うに及ばず、監督個人の〝運勢〟も時にチームの浮沈を左右する。
12人の監督のうち、覇権を握るのは誰なのか。姓名判断鑑定家で、仕事や勝負の運気に詳しい油井秀允氏に占ってもらった。
「両リーグの順位は、全文字の旧字体の画数を合計した『総画』をもとにした鑑定に、生年月日から導かれる今年の運勢を照らし合わせて作成したものです」(以下の「」はすべて油井氏)
まず、セ・リーグで目を引くのが昨年、日本一に輝いた阪神・岡田彰布監督(66)の順位がよくないこと。姓の下の字と名の上の字(田と彰)を足した社会運の画数が19で「孤立・決裂」を示しているという。
「才能もあり周囲から期待されるにもかかわらず、あと一歩のところで伸び悩みます。鋭い洞察力もありますが、その反面で移り気なところもあり、せっかくの才能を生かしきれません。挫折と敗北を味わうことが多く、一瞬にして失意のどん底に落ちる浮き沈みの激しい画数です」
セで鑑定結果が最高だったのは、昨年、岡田阪神と優勝争いを演じた広島・新井貴浩監督(47)だ。社会運は16画で「指導・地位」を示している。
「気さくで多くの人から愛されて頼りにされます。卓越した眼力を持ち、判断力も群を抜いています」
基礎運を示す名の画数は23だが、これは「発展・進歩」を暗示するという。
「目上の人や実力者に引き立てられて着々と力を伸ばす画数です。また、姓名の一番上と一番下を足した画数は『仕事運や周囲との関係』を示しますが、この画数が24。恵まれた環境の中で仕事ができ、目上の助けを得て才能を伸ばすことができます。周りからも慕われ、協力者や賛同者も多く集まります」
新井監督に続くのが、2年連続最下位で今季は背水の陣となる中日・立浪和義監督(54)だ。油井氏によると、姓名鑑定だけなら新井監督よりも上だという。
「『仕事・周囲』の画数が18で、これは忍耐・気力・活気を示しています。今年の運気も決して悪くないのですが、新井さんの運気がよすぎるため、順位予想としては2位にしました」
就任1年目で何かと注目が集まる巨人・阿部慎之助監督(44)は、Aクラス圏内の3位評価だ。社会運の29画は、直感力や集中力があり、リーダーとして活躍できる画数だという。
「向上心が強く、1度波に乗るとグングン伸びます。また、基礎運の25画は行動・挑戦を示しており、ひとたび決意したことは最後までやり通す粘り強さを持っています。運気的にも今年はすごくいい。ただ、原辰徳前監督(65)の昨年の運気が最悪だったので、その残滓が今年も多少残っています。その点を加味して3位評価となりました」
一方、パ・リーグで鑑定結果が最高だったのは、リーグ3連覇中のオリックス・中嶋聡監督(54)。社会運が31画で「好調・円満」を示しており、周囲への心配りができる画数だという。
「芯の強さで何事にも積極的に取り組み、組織の中でも実力を十分発揮します。また『仕事・周囲』の画数が5で、成功・実現を示しています。多方面にわたりいい人脈に恵まれ、目上の人からも年下からも愛され、信用を得られます」
今年から指揮を執る2人の新監督については、いくらか明暗を分けた格好だ。楽天・今江敏晃監督(40)がAクラス圏内の3位とまずまず。対して、ソフトバンク・小久保裕紀監督(52)は5位。少し厳しい結果が出た。
「今江さんは基礎運が21画。これは『自立・独立』を示しています。責任感が強く、情熱もある。独立心が旺盛で意思も強い。大勢の人の上に立つ器量にも恵まれ、キビキビと物事を処理します。運気的にもパの監督の中ではトップなのですが、巨人と同じく、最悪だった前監督の運気を多少引きずると考えて3位予想としました」
小久保監督は運気的にはそれほど悪くないのだが、画数から見ると一生懸命になりやすく、選手の故障者が続出する可能性が高いとみて5位になったという。
果たして、中嶋オリックスの4連覇なるか。
【監督の「姓名判断」による予想順位はこれだ!】
〈セ・リーグ〉1位:広島・新井貴浩/2位:中日・立浪和義/3位:巨人・阿部慎之助/4位:DeNA・三浦大輔/5位:阪神・岡田彰布/6位:ヤクルト・髙津臣吾
〈パ・リーグ〉1位:オリックス・中嶋聡/2位:ロッテ・吉井理人/3位:楽天・今江敏晃/4位:日ハム・新庄剛志/5位:ソフトバンク・小久保裕紀/6位:西武・松井稼頭央
油井秀允(ゆい・ひでまさ)1975年山形県生まれ。「姓名判断」を中心に5つの占術を駆使する人気占い師。著書「人の話は聞くな。」(ビジネス社)など多数。