アメリカ連邦捜査局(FBI)の捜査によって判明した、ドジャース・大谷翔平の通訳だった水原一平氏の解雇が、波紋を広げている。カリフォルニア州では違法とされるスポーツ賭博をやっていたと同時に、作った借金を大谷の銀行口座から支払っていたのだ。その額、約6億8000万円だというから…。
巨額の借金を背負っていることが明らかになった水原氏は今後、どうやって生活をしていくのか。6億8000万円の返済はどうなるのか。出版関係者が言う。
「アメリカ球界からの永久追放は逃れられないでしょう。ただ、彼が持っている経験は、特記するものがあります。ベールに包まれた大谷の生活を最も身近に見ていたのが水原氏です。今回の件で、通訳や球団職員という肩書がなくなったことで、完全フリーの身になりました。これまでの大谷との二人三脚を暴露的に明かし、書籍を書いて映画化し、そのロイヤリティーなどで借金を返していくのが現実的となりそうですが…。大谷サイドに口止めされる前にと、早くも日本の出版社が動き始めており、水原氏の争奪戦となるかもしれません」
水原氏は現地メディア「ESPN」のインタビューに応じて、
「賭けはサッカーやバスケットのNBA、アメフトのNFL、大学フットボールと多岐にわたった」 と明かし、ギャンブル依存症であることを告白した。
「一般的に、7億円近いカネをツケで賭博することは不可能です。違法ブックメーカーの胴元、マシュー・ボウヤー氏が大谷の通訳であることに目をつけ、水原氏を甘言で釣ってギャンブル漬けにした可能性もあります。水原氏なら大谷周辺のカネを引っ張り出せると計算していたのかもしれません」(メジャー関係者)
2021年頃から始めた賭博の借金は倍々で増え、あっという間にケタ外れの額になってしまった水原氏。今後、なぜ大谷の口座にアクセスできたのか、いつ大谷が知ったのか、美人妻との生活はどうなるのかなど、謎の解明が待たれるところだ。
(佐藤恵)