「裏切りのイッペイ」に「山本大炎上」と大波乱の韓国シリーズを終え、いよいよ米本土でもMLBが開幕した。今季、大リーグで戦う日本人メジャーリーガーは13人。例年以上の活躍が期待できる選手もいれば、中には雲行きの怪しいダメ侍も‥‥。関係者のコメントを交え今季展望をチェックする!
手術した右ひじの状態より、一心同体だった水原一平氏(39)の裏切りでメンタルへの悪影響が心配なのは、もちろん大谷翔平だ。本拠地開幕戦ではマルチ安打を放ったが、代名詞の本塁打は3月29日現在=以下同=まだ出ていない。
日本では大谷のギャンブル関与疑惑も報じられ、ファンからの心配の声が後を絶たない。さらにこんな不穏な話まで飛び出す始末だ。
「渡米したばかりの真美子夫人(27)は、家族ぐるみの付き合いだった水原氏が退団し、身近で頼れる同性の友人だった水原氏の妻とも関係が断たれた。そこに取り入ろうとするのが、今冬、ロッテの佐々木朗希(22)にドジャース移籍を焚きつけた大手広告代理店の一派で、ドジャース球団勤務の経験もある日本人女性。真美子夫人が参加したドジャースの〝奥様会〟にまで付き添って現れたといいます。この一派が大谷絡みの広告利権を牛耳ろうと、目障りな水原氏の使い込みをリークしたとの〝陰謀論〟すら噂されています」(球界関係者)
グラウンド外の「頭痛のタネ」は尽きない。ただし、MLBに詳しいジャーナリスト・友成那智氏が言う。
「確かに開幕からしばらくは、精神的な動揺がプレーの足を引っ張る可能性はあるでしょう。しかしそれでも、シーズン47~48本塁打、120打点程度の結果を残すと予想します」
大谷は昨季44本塁打でナ・リーグ本塁打王を獲得。トラブルに見舞われながら、果たしてそれ以上の成績を残せるのか。友成氏が続ける。
「今季は打者専念、さらに昨季終盤に手術の準備で欠場した分を含め、昨年より100打数以上増える見込みです。加えてエンゼルスとは8番、9番の出塁率が段違い。1番のベッツ(31)を含め、大谷の前に塁が埋まる公算が大きいんです。後ろも強打者のフリーマン(34)ですから、歩かされることもない」
精神面で吹っ切れさえすれば、打点、本塁打の「二冠王」フラグが立ったに等しい。となれば、大谷が求め続けた「優勝」をその手につかむことになるはずだ。