4月5日のヤクルト戦から報道陣への取材拒否を続けている、阪神の岡田彰布監督。取材再開の見通しは明るくないと、球団OBは言う。
「監督とマスコミがいまだにいがみ合っています。今回はどっちも引くに引けない状態で、事態は深刻。今後、和解する可能性はありますが、もはや報道陣は岡田監督を信頼しておらず『早く辞めてほしい』と漏らす人もいるほど」
試合そっちのけで「冷戦」に目がいってしまう由々しき事態だが、諸悪の根源について、
「あの出来事が響いてるのではないか」
と指摘する球団関係者がいる。
「阪神は開幕戦を東京ドームで迎えました。初戦には巨人側が肝いりで演出にこだわった、7人組ダンス&ボーカルユニット『BE:FIRST』のミニライブと開幕戦セレモニーがあったのです。試合前の長時間にわたる演出をめぐっては、昨年も横浜スタジアムで報道陣に『DeNAに言うとけ。長すぎる』と岡田監督が悪態をついた。これが見出しになっ大々的に報道されると、岡田監督は憤慨。チームは同一カード3連敗で、まさかの首位陥落となりました。周囲は今回も、同じような一件が負の連鎖の呼び水になったのではないかと捉え、『巨人が余計なことをしたよな』と憤る関係者が多いのです」
巨人にとっては、はた迷惑な話。自軍のトラブルは「自分たちで処理せよ」が本音だろう。