沖縄でのキャンプ直前に左足を捻り、左足間接捻挫のケガから今シーズン2軍スタートしている日本ハム・清宮幸太郎。2軍での復帰後は16試合で打率2割9分8厘、0本塁打、5打点をマークしている。
日本ハムでは4月17日に、スティーブンソンが登録抹消。新庄剛志監督はその代わりとして「清宮君を呼んで」と、19日からの1軍昇格を明言した。
ただ、清宮の守備位置である一塁と三塁には郡司裕也やマルティネスが入っていることで、
「レフトをちょっとずつ守らせていこうかな。まぁ、清宮君の方が肩が強いので」(新庄監督)
これに即座に反応したのが、野球解説者の高木豊氏だった。自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉を更新すると、巨人・オコエ瑠偉の「チーム野球」を見習うべきだとして、清宮にエールを送っているのだ。
「ファームでいくら成績を残しても、1軍で成績を残せるかどうかは、見たらわかるよ。(巨人の)阿部(慎之助)監督が、オコエを(1軍に)上げた。阿部監督に『どうして上げたの?』って聞いたら『(オコエは)右打ちできない。チームには右打ちっていうのが絶対、必要なんだ。だからそれを習得してこい』ということでファームに落とした。オコエは一生懸命、右打ちをやってるんだって。成績は出てないんだけど『そういう気持ちがある選手だから上げた』と。それが4月16日の阪神戦、ポンと当てたような右打ちをして、それがツーベースになったけど、ああいうところで出てくるんだよ。それを新庄(監督)は待ってる」
事実、新庄監督は1軍での清宮に、大きな期待を抱くコメントをしている。
「ボールの捉え方はいいし、ライナー性の打球もよく打っている。見極めもできている。あとはこっちに来てもっともっとテンション上がると思うし、きれいな弾道の、たかーいホームランを打ってくれるんじゃないですか」
オコエのごとき姿勢で、指揮官を満足させることはできるか。
(所ひで/ユーチューブライター)