いったいいつ投げるのか。なんともキナ臭い匂いが漂っているのだ。
開幕1軍を外れて2軍にいる楽天の田中将大の実戦登板プランが白紙となり、騒動になっている。
一部報道によれば、4月中旬のイースタン・リーグで投げる予定だったが、撤回された。昨年10月に受けた右肘のクリーニング手術後の容体が不良ではないかというのだ。
「情報を明かしていないので詳細ははっきりしませんが、投げ込みを行っていないので、深刻な状況でしょうね。キャンプやオープン戦でもストレートの球速は140キロ台前半しか出ていませんでした。力は落ちていますが、変化球を使った技巧派へと技術を高めているところで、若手の手本としても期待されていたのですが…。球団がグッズ売り出しのチャンスと見込んでいた日米通算200勝達成へあと3勝ながら、情勢は盛り上がっていません。まだまだ時間がかかりそうです」(スポーツライター)
今季は年俸2億6000万円に出来高払いを加えた、1年契約を結んでいる。
「楽天グループは携帯電話事業が大赤字で、法人への営業に猛烈シフトして体制を整えていますが、経営状況はよくありません。仙台では球団の身売り話が昨年頃から頻繁に流れており、高給取りの田中は当然ながら整理対象になる、との噂が出ています」(東北スポーツメディア関係者)
ファンの田中離れも進行中で、YouTubeの再生回数、個人ファンクラブの会員数が減っている。
「かつてのライバル、斎藤佑樹はスポーツキャスターとして『news every.』や『熱闘甲子園』のMCを務め、2人の状況は逆転した感があります」(前出・スポーツライター)
このまま復活することなく…などということになってはマズイのだが。
(渡辺優)