政治

「自民党信仰から目を覚ませ」と批判した立憲・衆院議員に「自民党から2回出馬⇒落選」の消せない過去

 報道各社の世論調査で「政権交代」を望む声が高まる中、立憲民主党の米山隆一衆院議員(新潟5区)がXに投稿した一文が叩かれている。

〈皆さん、いい加減『巨人大鵬卵焼き』的『自民党信仰』から目を覚まして、自民党の『時代遅れ体質』に気が付いたら如何かと思います。日本の30年の停滞は、ものすごく醜い事をしたからと言うより、世界が急速に進歩する中で、『時代遅れのぬるま湯自民党政治』を延々と続けたからだと思いますので〉

 こう主張して、政権交代の必要性を強調したのである。この投稿に対し、言論プラットフォーム「アゴラ研究所」所長の池田信夫氏が痛烈に批判。Xで米山氏を一刀両断した文章が、以下のものだ。

〈「巨人大鵬卵焼き」というセンスが昭和だね。かつて2度も自民党から選挙に出て、落選した過去は消せないよ。党派が変わるたびに政治信条がころころ変わる政治的カメレオン。誰も信用してない〉

 池田氏に同調する投稿も相次いだ。〈名古屋では「中日大豊ひつまぶし」です〉との投稿も。

 米山氏といえば灘高校、東京大学医学部卒で医師免許を取得し、司法試験にも合格した秀才として知られる。ただ、お勉強ができるのと選挙は異なるようで、池田氏が指摘した通り、2005年と2009年の衆院選に自民党公認で出馬したものの、落選。2012年の衆院選と2013年の参院選では、自民党から日本維新の会に移って出馬したが、いずれも落選している。

 2016年の新潟県知事選では無所属で出馬し、ようやく当選した。2018年に買春疑惑を報じられ「可能性はあると思う」として辞職。2021年の衆院選で再び当選し、立憲民主党に入党した。

 米山氏がいくら「自民党信仰」からの脱却を訴えても、説得力はないようだ。

(奈良原徹/政治ジャーナリスト)

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