陸上競技の女子5000メートルで東京五輪に続くパリ五輪代表に内定した田中希実が、テレビ朝日のYouTubeチャンネル〈日テレスポーツ【公式】〉で、五輪への意気込みを語った。
アメリカ・オレゴンで開催されたダイヤモンドリーグ第5戦(日本時間5月26日)の女子5000メートルで14分47秒69をマークし、パリ五輪の参加標準記録を突破。まずは5000メートルでの五輪内定を得た。
2021年開催の東京五輪では1500メートルと5000メートルの2種目に出場し、1500メートルでは決勝に進出。同種目における日本選手初の8位入賞を成し遂げた。田中は東京五輪を経て生かされる点を問われると、
「前回も1500メートルと5000メートルの2種目で走ることができたんですけど、5000メートルの方は予選落ちをしてしまったので、反省を生かすとすれば、2種目で決勝に残る。前回、1500メートルで決勝に残れたこと自体は奇跡に近い形だったので、1500メートルでもう一度、決勝に残ることにも重点を置いて、意識を持っていくべきなのかなって思います」
田中にとって1500メートルは、標準記録突破が大前提。加えて6月末の日本選手権の優勝、もしくはRoad to Paris(標準記録突破者と世界ランキング上位者を1国3人でカウントした世界陸連作成リスト)で最終的に参加選手枠に入り、日本選手権3位以内、などの条件クリアで代表内定が決まる。容易ならざる状況だが、田中ならばやってくれるだろう、との期待感は大いにあろう。
田中は自身の体調を推し図る上で、こうも口にしている。
「スタート前から表情が暗いなって時は目に光がないというか、そういう感じなんですけど、ちゃんと集中してるなって時は目に光があるので、そこを見ていただきたいと思います」
本番でのスタート前の表情はどうなっているか。
(所ひで/ユーチューブライター)