現在、公開中の映画「先生の白い嘘」で、性的シーンを撮影する際に演者と演出者との間に立つ調整役、インティマシー・コーディネーター(以下=IC)の導入を拒否されていたことで渦中の人となった、女優の奈緒。
その奈緒が7月18日にインスタグラムを更新し、オフのひとコマを公開した。
「おやすみに親友と旅行へ」と書き出した奈緒は、素足にサンダル履きのリラックスした姿や、スーパーマンのデザインのエプロンを着用しての食卓での写真などを投稿し、「現地のお友達にも沢山会えて、とにかく食べて食べて…幸せな旅でした」と、充実した休日になったことを報告した。
そして、「明日から新しい現場が始まります」と、早くも次の仕事が待っていることを明かしたのだ。
どうやら「先生と白い嘘」で物議を醸したダメージは表向きは感じさせていないが、ファンからはすでに新たな心配の声が上がっている。映画ライターが説明する。
「9月27日に公開される映画、奈緒と藤ヶ谷太輔がW主演を務める『傲慢と善良』で、再び奈緒のベッドシーンが出てくるというのです。性的描写のある映画が立て続けに公開されることから、奈緒のメンタルを心配する声がかなり聞こえてきています」
「傲慢と善良」の原作は、直木賞作家・辻村深月による2019年発表の小説で、マッチングアプリで出会った30代の男女を描いた恋愛ミステリーだ。
原作に忠実だとするなら、奈緒が演じる真実(まみ)という女性が、恋人の架(かける/藤ヶ谷)と初めて結ばれるシーンがある。しかも、30歳を過ぎてからの初体験という、緊張感や羞恥心に苛まれながらの行為が描かれることになるが、先の映画ライターが言うには、
「『先生の白い嘘』で描かれた性加害というようなハードなシーンではありませんが、ファンが今回はICを入れてもらえたのかと心配するのは当然です。9月公開の映画の撮影自体はあの騒動の前に行われていますからね」
「先生の白い嘘」は、IC騒動がむしろプロモーションとなり、スマッシュヒットを記録している。近年、ベッドシーンを躊躇なく演じる女優は多くはないだけに、奈緒の知名度アップぶりと〝使い勝手の良さ〟がプラスとなって「奈緒なら際どいシーンを演じてくれそう」と、製作側から真っ先に名前が挙がることは考えられる。
だが、本人がいくらインスタグラムでは元気でも、やはりファンが心配する「メンタル」だけは周囲はきちんとケアしてあげてほしいものだ。
(石見剣)