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パドレス時代に血液のガン「ホジキンリンパ腫」を発症/「大谷翔平を使いこなす男」デーブ・ロバーツ監督を大解剖(2)

 ドジャースのロバーツ監督大解剖の2回目は、その家族について書いてみたい。

 妻のトリシアさんはカリフォルニア州サンディエゴ出身で、ロバーツ監督と同じランチョ・ブエナ・ビスタ高校に入る。高校で出会った2人はすぐに付き合い始めたといわれている。トリシアさんは高校卒業後、テキサス大学に入学し、ファッション・マーチャンダイジングを専攻した。

 活動的な女性で、1992年10月にはオースティンに店舗をオープン。1997年にロバーツ監督と結婚したが、2010年にはソムリエ学校を卒業してワインの認定スペシャリストの資格を取った。さらに2011年にはインテリアデザイン会社「Tricia Roberts Design」を設立している。

 ロバーツ監督とトリシア夫人の間にはコールとエマーソンという2人の子供がおり、現在も4人家族としてサンディエゴの自宅で暮らしている。長男のコールさんはロサンゼルスのマリーマウント大学時代に父と野球をしており、長女のエマーソンさんは歌や演技、ダンスなどが特技だという。

 ロバーツ監督とトリシア夫人は今でも夫婦仲がよく、夫婦で様々なイベントに参加していることで知られている。トリシア夫人とエマーソンさんは評判の仲良し親子であり、時おり揃ってドジャースタジアムへ野球観戦に訪れる。ロバーツ監督もオフには、エマーソンさんとNBA観戦を楽しんでいる。

 ロバーツ監督はパドレス特別補佐役時代の2010年、血液のガンの一種であるホジキンリンパ腫を発症。翌年にコーチとして現場復帰を果たしたが、その間、トリシア夫人は10歳の長男と6歳の長女を抱えながら、献身的に闘病生活を支えている。

 その後のインタビューで、トリシア夫人に感謝の気持ちを抱いているロバーツ監督は「ガンは私の物語の一部であり、そしてそれを伝えるために生きられたことを視幸せに思う」と振り返っている。

 高校時代の恋人と結ばれ、今でも幸せな結婚生活を送っているだけではない。親子仲もいいというのだからある意味、現代では希少な家族かもしれない。

(阿部勝彦)

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