芸能

【陣内智則マジ切れ事件②】ホストに「クソ芸人!」と絡まれて飛びかかったら…/坂下ブーランの地獄耳芸能

 前回(7月27日公開記事)、陣内智則が番組収録で永野につかみかかった一件を紹介した。「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)で、番組の流れから永野に暴言を吐かれた陣内が「お前、シバいたろか!」と髪の毛をつかんでそのまま床に後頭部を持っていき、馬乗りになった「マジ切れ事件」だ。

「(陣内が)やっていることは、お利口な猿みたいなことじゃないですか。さんまさん主人に言われたことをやっているお猿さんですよ」

 陣内は永野のこの言いっぷりに、過剰反応したようである。

 実はケンドーコバヤシは、陣内のマジ切れ癖には以前から気が付いていたという。過去に陣内の似たような行為を、目の当たりにしたことがあるからだ。相手の髪の毛をつかんでそのまま地面に後頭部を打ちつけるのは、陣内の必殺技ではないかというのだ。

 駆け出し時代に同期の陣内、そしてサバンナ・高橋茂雄と3人で飲んでいた時のことだ。

「高橋は慣れない酒で『お前から見たら、俺らどうなん?』みたいな話をした時に『コバヤシさんはいいんじゃないですか、そのままで』って。で、陣内が『俺どうなん?』言うたら『器がちっちゃいっすね』って言うた瞬間、同じ光景やった。髪の毛つかんで、そのまま地面に」

 ケンコバはそう証言するのだ。

 やはり若手時代に、大阪の繁華街でナンパに明け暮れる陣内らが、ホストに「オラッ、クソ芸人!」と絡まれた時も同じ技を見せたが、これは失敗した。ケンコバによると、

「ホストに飛びかかって、髪の毛をつかんで地面にいく間に撃ち落とされてたけどね。その後、ガンガン頭踏みつけられて。狙い通りにそのまま地面に後頭部打ち付けたのは、サバンナの高橋だけ。あとはだいたい反撃されてやられてたね」

 一方、ケンコバがそんな陣内を評価する部分もある。

「陣内、元ヤンとかじゃないよ。ただ、ちっちゃくて力もない。自分は強いとかないのに行くのよ、アイツは」

 陣内、たむけんと3人で同じレストランのウェイターのアルバイトをしていた時のことを、ケンコバが振り返った。

「この3人がバイトしてるっていうのを知って、メッセンジャーのあいはらさんっていう人が、チンピラの格好をわざとして『コラァ! 店長出てこい!』みたいなん、バーンッて入り口蹴飛ばしながら入ってきたのよ。俺らをビックリさせて、笑かそうと思って」

 次の瞬間、陣内の行動にケンコバは言葉を失った。

「陣内、メガネかけてなくて、目が悪いから。あいはらさんってわからんかって、突進して『出てってください!』って。腰元にタックル決めよった。意外と勇気あるというか、小バカというか」

 その勇敢さはツッコミにも表れているようだ。陣内いわく、

「僕は(相手に対して)『どこまでいけんのやろ』って思ってる。そういう、ギリのところを探る」

 関西芸能界の「女帝」と言われる上沼恵美子に「オバハン」とためらいなくツッコミを入れ、あのダウンタウン・松本人志にも「全然おもんないやん」とイジる。

 そんな陣内だが、もちろん失敗する時もある。ヒロミと飲みに行った際、大先輩のヒロミを「ロミヒー」と呼んでみた。

「最初、笑っててんけど、途中でもう『お前、ロミヒーはダメだぞ』って。『あ、ダメなんや』って。『俺とお前、そんな深くないんだからさ』って」

 そう言って苦笑しながら、陣内は読み間違えを反省するのだった。

(坂下ブーラン)

1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。

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