最大9連休となった今年のお盆休みが、いよいよ終わりを迎える。今年5月に世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor」は、日本を含む6カ国の旅行者に対する意識調査とサイト利用データをもとに、お盆期間中の人気の海外旅行先として、タイのバンコク(写真)が1位に選ばれたと発表していた。
タイには美しい観光資源が豊富にあるが、ことさらナイトライフのイメージが強く、男性が喜ぶ旅行先という印象がある。しかし、バンコクの旅行関連会社で働くスタッフによれば、
「実は女性にも、夜の店が意外と人気が高いんですよ」
いったいどういうことなのか。
「ボーイズバーやホストクラブは日本人女性だけでなく、韓国や中国からの女性にも人気があります。女性同士で訪れて『夜の店に遊びに行きたい』というグループをよく見かけますね。特にマッチョなボーイズが踊るバーが好まれます。最近ではトムボーイのホストクラブが注目されています」
中国人女性の旅行者たちは、ボーイズを連れ出す目的で訪れることが多いが、日本人旅行者は女性同士で飲み、ハメを外すなどして楽しむ傾向があるという。
さらに、タイで安く手に入る「ある薬」を購入して帰る日本人女性も少なくないと、先の旅行関連会社スタッフが指摘する。
「タイの薬局で一箱1000円程度から手に入る、ジェネリックのED薬が人気です。最近では女性向けの精力剤も販売されていますね。1品目につき24個以内なら、個人使用と認められる範囲です。本来は男性が夜の店で使用するために買うのですが、彼氏や夫にお土産として購入する女性旅行者もいますよ」
バンコクは数回訪れれば主要な観光地を巡ることができるため、再訪する人は夜の街での楽しみにシフトしている。タイのナイトライフは値上がりしているが、日本のホストクラブなどと比べると、依然としてリーズナブルである。今後、タイで夜遊びを楽しむ女性はさらに増えることだろう。