ストーブリーグ最大のサプライズとなった黒田博樹(39)の広島電撃復帰。が、同じく古巣復帰した新井貴浩(37)には、不穏な空気が漂う。スポーツ紙デスクが語る。
「緒方孝市監督(46)は現役時代から新井とは特に親しく、よく一緒に食事に出かけていた。せっかく戻ってきたからと、私情を挟んで三塁手として重用すれば面倒なことになります。野村謙二郎前監督は堂林翔太(23)を将来の主軸として一本立ちさせるべく、失策の多い守備に目をつぶり、我慢して三塁で起用してきた。それをひっくり返すことになりかねません」
何やら阪神の「福留VS隼太」問題と似た構図のような‥‥。
4年目の指揮を執る横浜DeNA・中畑清監督(61)の「敵」は身内にいた。球団関係者が明かす。
「池田純球団社長が何かと現場に口出しするのです。例えば、金城龍彦(38)をクビにすることを中畑監督は全然知らず、あとで聞いて『フザけんなよ』と激怒。球団は金城にコーチ就任を打診しましたが、ゴタゴタに嫌気が差したのと、現役にこだわりがあったのでFA宣言し、巨人に移籍した」
今年もまた池田社長の現場介入が続けば、監督と球団の関係は最悪のものになってしまう。
その中畑監督に愛想を尽かしているのは選手たちだ。6位、5位、5位の成績で監督だけが残留し続け、中畑政権1年目から残っているコーチはほとんどいない。球団関係者が続ける。
「だから選手は『みんな監督の犠牲になっている』と愚痴をこぼす。実際、中畑監督自身も『何で俺、残れたんだろ』と口にしていますしね(笑)。監督は昨年、中村紀洋(41)や多村仁志(37)らベテランとぶつかると徹底的に干してきました。ベテランを慕う若手は中畑監督を信用しなくなる。今年もまたベテランを冷遇すると、いよいよ選手の心は離れていきますよ」
Aクラス争いどころではなくなりそうである。
今季の新任監督の一人、ヤクルト・真中満監督(44)は「バレンティン(30)の特別扱いは絶対にしない」と明言しているという。
「バレンティンは練習をサボるし、ここが痛い、あそこが痛いと言っては休みたがる。緩慢な守備も問題です。先発から外すこともあるでしょう。その時のハンドリングを間違えると、フテくされて爆弾となりかねません」(スポーツ紙デスク)