大相撲秋場所で初入幕を果たし、ユニークな四股名で注目の的になっているのが白熊(二所ノ関)だ。
「命名したのは二所ノ関親方。優しい笑顔で誰からも愛される力士になって、土俵の上では存分に暴れ回ってほしい、という願いが込められているそうです。日本体育大学出身で、関脇・大の里は1学年後輩。東前頭16枚目で番付では下ですが、先日、寿司店に行った際には白熊が支払いを済ませたとか。その優しい人柄もあってか、白熊の四股名をあしらった応援タオルは即完売となりました」(スポーツ紙記者)
9月8日の初日は北の若を相手に寄り切りで快勝。いきなり幕内初勝利を飾ったが、土俵の外でもシロクマ級のポテンシャルを見せつけていた。
「力士は年に2回、健康診断を受けることになっています。身長、体重、血圧を測り、採血が行われます。8月に行われた健康診断にはNHKのカメラが入り、個々に力士を取材。取材班から指名を受けた力士が背筋を測定するという流れだったのですが、その取材を快く受けた白熊が測定したところ、なんと180.5キロを記録。うっちゃりを得意とする前頭3枚目・若元春の176.5キロを上回る結果でした。ちなみに1位は大関・豊昇龍で、199キロだったとか」(前出・スポーツ紙記者)
ただし、この健康診断にトラウマを抱く力士も少なくないようで、
「鬼門と言われるのが採血検査。看護師は太い力士の腕から血管を探すのに毎回、苦労します。どうにもこうにも血管が見つからなかった力士は手の甲から採血するのですが、これが激痛を伴うとか」(前出・スポーツ紙記者)
健康第一であってほしい。