熱戦が続く準々決勝の最後のカードは、TBS・山本恵里伽アナ(30)とテレビ朝日・安藤萌々アナ(26)が激突。お互い「報道番組」を背負った絶対に負けられない戦いが始まる!
実力伯仲で、戦前の予想では静かな立ち上がりになると見られたが、いきなり大技で勝負に出たのは、「報道ステーション」のメインキャスターを務める安藤アナだ。
20年に入社した時から「スポーツアナ」を目指すと、今夏、念願だったパリ五輪の中継キャスターに起用された。
「2年間『報ステ』のスポーツキャスターを担当していた安藤アナと、その後任を引き継いだフリーのヒロド歩美(32)がパリ五輪の〝枠〟を巡って最後まで争っていました。ヒロドへのライバル心を隠さず、キャスターに昇格してからもスポーツの現場に足しげく通い、熱意が買われて中継キャスターに起用されたんです」(テレ朝関係者)
現場主義の安藤アナは選手たちの細かい情報まで取材先で拾い集め、局内での評判は上々だった。
とはいえ、解説席に座る芸能記者からはこんな声も。
「NHKの中川安奈アナ(30)はパリ五輪の中継で着ていたベージュ色のインナーが『裸に見える』と物議を醸し、よくも悪くもインパクトを残した。安藤アナは無難すぎて、あまり印象に残りませんでしたね」
大技がまさかの空振りでバランスを崩すと、今度は山本アナが攻めに転じる。
16年に入社してから、「はやドキ!」→「Nスタ」→「JNN NEWS」→「news23」と報道畑を中心にキャリアを重ねると、24年4月から「報道特集」のキャスターに抜擢された。
女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏はこう評する。
「スタジオでの安定した仕事ぶりはもちろん、8月に発生した台風による現地取材も柔軟に対応し、TBSはようやく報道番組を自前で賄える実力派のアナウンサーを育てました」
取材現場で培われた経験値の高さに加え、クールビューティーという言葉がぴったりの美貌の持ち主。
あえて弱点を探すなら、お堅い印象が鼻につく点を上げたいところだが、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」のアシスタントを務め、百戦錬磨の爆笑問題から笑いの薫陶を受けていた。
「過去には、番組内で地元の熊本県の日帰り温泉に入った際、サウナの中で話しかけられ、『そこから隠し始めるのもおかしいじゃないですか』と説明。すっぽんぽんを選択したという裸のエピソードトークで爆笑問題を笑わせていました」(前出・芸能記者)
山本アナが攻勢を仕掛けると、「肉体派」の安藤アナの防御力も女子アナ界でトップクラス。芸能評論家の尾谷幸憲氏が賛辞を送る。
「成蹊大学ゴルフ部の主将を務めたこともあり、ノースリーブから見える二の腕は、惚れ惚れするほど引き締まっています。ただ、トレーニングをしすぎると肥大化しやすい体質のようで、二の腕以外はちょっとだけふっくらと脂肪が乗っていて、男性が好むボディに仕上がっています」
美ボディ対決ではわずかに劣勢と判断した山本アナは、ここでとっておきの切り札を出した。TBS関係者がこう明かす。
「基本的にクールビューティーですが、意外と顔に出ることもあるんです。3月に発覚した自民党の若手議員が参加した懇親会で、女性ダンサーのビキニにチップを入れる様子を取り上げた時は、嫌悪感を隠しきれず、まるで女王様が奴隷のマゾを罵倒する時のような視線でニュースを伝えていました」
土壇場で「エリカ様」の必殺の一撃が決まり、見事な逆転劇で準決勝進出を決めた。