スポーツ

那須川天心「出演ドラマの演技」より困難な「来年秋に世界戦」までにブチ当たる「無敗の壁」

 これまでキックボクシングと総合格闘技、そして転向したプロボクシングでいずれも無敗の神童・那須川天心。10月14日にジェルウィン・アシロ(フィリピン)に判定で勝ちしてWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を獲得して、世界戦に挑むための条件を満たした。これでキック時代から51戦無敗という脅威的な戦績となったが、アシロ戦はかなり微妙な試合内容だった。スポーツ紙記者が言う。

「大差の判定勝ちを収めたわけですが、9ラウンドに取ったダウンはスリップにしか見えなかった。今後、相手がさらにレベルアップすることになるので、無敗伝説が途切れるかもしれませんね。とはいえ、負けを経験すれば吹っ切れて、さらに高いステージに行けるかもしれない」

 一夜明けての会見で世界タイトル挑戦時期について聞かれた天心は、

「来年じゃないですか。すぐじゃないと思う。あと1戦か2戦しっかりと勝って、そこから挑戦したいなと思っています」

 所属する帝拳ジムの本田明彦会長も、具体的なプランを明かす。

「次の試合は来年2月、その後が6月。順調にいけば秋に世界挑戦をさせたい」

 バンタム級は現在、4団体の王者が全て日本人であり、試合の交渉はしやすい。とはいえ、4人の中でも長身のWBC王者・中谷潤人の実力は飛び抜けており、格段にレベルアップしないと勝つのは難しいため、避けたいところだ。

「世界戦までには、相手を倒せるぐらいにパンチ力をアップさせないと厳しいでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 本業のボクシングではそろそろ壁にブチ当たりそうだが、先日「フライデー」で新恋人の存在が報じられた。さらに、ボクシング界のPRにひと役買うためか、放送中のドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)には毎回違う役で出演する。奈緒演じる主人公が、プロボクサーを目指すことになる物語だ。

 慣れない演技に挑んでいる那須川が今後、ボクシングでどう課題を克服し、世界王者のベルトを獲得しようとするのか。見ものである。

(高木光一)

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