11月3日の全日本大学駅伝に勝利し、出雲駅伝(10月14日)に続いて大学駅伝2冠となった国学院大学は、正月の箱根駅伝で3冠を達成するのか。
これを分析したのは、元青山学院大学陸上部の神野大地だ。かつて箱根駅伝5区を激走し、「3代目山の神」の称号を得たレジェンドが、アテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずきがMCのYouTubeチャンネル〈東海テレビ陸上部〉で語ったところによると、
「大阪マラソンでも結果を出した平林清澄選手を筆頭に、チームの士気が高まってるのが、見ててすごく伝わってきます。みんなが平林選手と同じ練習をして、自分も自分もって他の選手にも伝わってきてるような感じなんで、チームとして勢いがある」
平林が大阪マラソンに出場したのは、今年2月25日。初マラソンながら、日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した。それまでの学生記録(2時間7分47秒)のみならず、初マラソン日本最高記録も更新した。神野が続けて言う。
「自分が青学で箱根駅伝初優勝した時のチームの雰囲気、『俺ら、やれるんじゃないか』っていう士気が高まってきているっていうのは感じますね」
今や箱根駅伝の常連校であり、7度優勝の猛者たる青山学院大学の初優勝は2015年。神野は往路・山登りの5区で区間新記録(当時)の快走を見せた。翌2016年も5区を走り、連覇に貢献。同校はその後、4連覇を達成し、強豪校としての地位を築いた。
国学院大学が来年の箱根駅伝で初優勝を飾るのか。それとも青山学院大学の連覇か。はたまた駒澤大学が2年ぶり8度目の優勝をさらうのか。見どころは多い。
(所ひで/ユーチューブライター)