現在の京都芝でのレースは「血統ビーム」が提唱、データ分類している「国別血統系統タイプ」の中で「父か母父が欧州型ノーザンダンサー系」の馬が好走しています。
中でも小系統「ダンチヒ系」を徹底的に買えば儲かり続けています。(血統タイプ、全データはHPの「スマート出馬表」で無料公開中です)。
先日、京都で行われた秋華賞を勝ったチェルヴィニアの父、同じく菊花賞を勝ったアーバンシックの母父はハービンジャー。欧州型ノーザンダンサー系で小系統ダンチヒ系。菊花賞の翌週に行われたスワンSの勝ち馬ダノンマッキンリーも、母父が欧州型ノーザンダンサー系で、ダンチヒ系のホーリーローマンエンペラーでした。
3連単278万円馬券になった11月3日の京都12レース(1勝クラス、芝1600メートル)も1、3着馬の母父は欧州型ノーザンダンサー系で、勝ち馬の母父はダンチヒ系でした。ちなみに同レースは、サイト「亀谷競馬サロン」で公開した「最終レースアプローチ」のAI推奨買い目が的中させています。
このように、今の京都芝のレースでは欧州型が走りまくっているわけですが、京都の芝は欧州型の馬が有利な馬場になりやすい競馬場でもあります。
昨年のマイルCSもハービンジャー産駒のナミュールが優勝。しかも父欧州型が1~3着を独占しました。
今年も欧州型血統が有利になりそうですが、中も注目しているのは、本場、欧州からやって来るスーパーマイラーのチャリンです。
父はダークエンジェル。欧州のトップサイヤーで、同種牡馬の産駒には今春の高松宮記念を制したマッドクールがいます。
日本での加速スピードもトップレベルですし、その母父はコディアック。その父はデインヒル。京都芝では無双状態で、昨年の勝ち馬も出したハービンジャーも父系はダンチヒ系でデインヒルの系統です。
チャリンは前走で適性の向かないクイーンエリザベス2世Sを勝ったのも驚きましたが、ベストパフォーマンスは、何といっても3馬身差で圧勝した3走前のジャック・ル・マロワ賞。ラストで仕掛けられた時の1ハロンは10秒台で走っています。日本の馬場でも軽い馬場なら、ラスト3ハロンを32秒台で走る可能性は高いでしょう。
亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。著書「Mの法則×血統ビーム 誰でも使える血統買いパターン」(オーパーツ・パブリッシング)他多数