芸能

おしゃべり美女の解放区・ひと言いわせて〈宮前真樹〉アイドル時代に訪れた断食道場食に対する考えが一変しました

 アサ芸読者の皆さん、こんにちは! 宮前真樹です。

 立冬を過ぎ、ようやく冬支度も始まる時期となりましたね。夏日が長かったこともあって、急激に食欲が増したなぁ~、なんて方も多いのでは? そこで今回は私の専門分野でもある「食」についてのお話です。

 アイドルに憧れ、念願かなってCoCoとしてデビューした頃、私、生活リズムの乱れから体重が一気に6キロ太っちゃったんです。仕事が終わった後に食べるピザやハンバーガーの味は格別ですが、確実に太りますよね~(苦笑)。楽屋でいただくお弁当も揚げ物中心。徐々にお肌の状態も悪くなっていき、当時は本当に悩みました。

 冒頭から言っちゃうと、やっぱり自分を作っているものは自分の口から入ってくる食が原点なんです。それを実感したのが23歳の時に行った断食道場での体験でした。体質改善を目的に参加したんですが、断食をすると、五感が研ぎ澄まされます。これは絶対ですね。私が行った道場は海も山もある環境だったので、山道を散歩していると木の実の落ちる音、風の吹く音や木々の騒めく音などがよく聞こえてくるようになりました。道路に木の実がぽとんと落ちた音とか、普段、暮らしている時には感じなかった音が、です。

「えっ? 私ってこんなに耳がよかったっけ?」ってすごく不思議な経験でした。他にも風のにおいにも敏感になりましたし、思考もスッキリして体全体がすごく整ったというのが実感です。ところが、東京に戻ってきたらそうした感覚も体重もすぐに元に戻ってしまって‥‥。

 その体験から、食に対する考え方が変わりました。それまで主食を何も食べずに板チョコだけ食べるとか、無理なダイエットをしていた私は、食べることに対して罪悪感を持っていたんですね(苦笑)。でも、その断食道場で「食べないことよりも正しく食べることってこんなに体に影響があるんだ」っていうことを学んだんです。

 昔から料理は好きだったので、それからは自分でお弁当を作るようにしました。そのおかげで体調も整い、お肌のトラブルも改善。次第に芸能界に身を置きつつも料理に携わる仕事に魅力を感じ、将来はケーキ作りをする職に就きたいと思うようになりました。

 そうは言ってもお仕事との兼ね合いもあるし、芸能界からの転職なんて結構、ギャンブルに近いものがあるじゃないですか(笑)。なかなか重い腰を持ち上げることができぬまま歳月だけが過ぎていったんですが、30歳の時、一念発起して芸能界を引退。パリに本校がある料理学校「ル・コルドン・ブルー・ジャパン」に通い始めました。

 テストではフランス語のレシピを読み解き、時間内にケーキを仕上げなくちゃいけないし、卒業時にはオリジナルのスイーツをベースから作って合格点をもらわなければ卒業できないとか、厳しかったですけど、めっちゃ楽しかったです!

 卒業後、料理学校で仲よくなった友人たちと一緒にケーキを作って、試行錯誤しているうちに野望がどんどん膨らんでいって、「よしっ! これを商品化しよう!」っていう話になったんです。

 意気込んだ私は生まれて初めて名刺を作り、「ユニクロ」で買ったリクルートスーツを着て、ある通販会社に向かいました。もちろん、売り込みのためです。すると、商談に応じてくれたそこの社長さんが首を傾げてこう言うわけです。「どうして、そもそもアイドルで名前も知られているのに、そんな真面目そうな感じで来たの?」って。

 いやいや、私はもう芸能界は引退しているし、本気でスイーツの世界に飛び込んだんですよ! これまでもアイドルだったことは重荷だったし、できればそこに触れないようにしていきたいと思っているんです。ものすごく真剣に取り組んでいるし、ただニコニコして「元アイドルがこんなスイーツを作りました~♪」みたいな感じにはしたくないんです、って必死で訴えました。そしたら、「だったらあなたと仕事をするメリットはないですね。今、スーツ姿のあなたのことは誰も求めていない」って、ハッキリと言われちゃったんですよ(苦笑)。

 もうね、それを聞いた瞬間は「何で? 何で一生懸命やっているのに」っていう思いが頭の中を渦巻いたんですけど、よ~く社長さんの話を聞いているうちに合点がいきました。

「誰も持っていないような〝元アイドル〟という武器を何で使わないんですか?いずれその武器を使わなくてもよくなるように今は肩書を利用した方が賢明でしょう」

 まさに私にとって痛いところをズバッと突かれた発言だったんです。元アイドルだなんて言うのはおこがましいとか、ちょっとズルいんじゃないかというのは自分自身が過去の自分を受け入れられていなかったからなのかもしれません。

 実はそれまでもレシピブログに名前を伏せて投稿していたんですよ。で、たまにピックアップされると、もううれしくって(笑)。

「コツコツやっていればいつか出版社さんからお声がかかってレシピ本が出せるハズ!」と、ひたすら写真を撮っては投稿していました。思えばかなり遠回りをしてきましたねぇ(笑)。

 アイドル冬の時代と呼ばれた80年代後半から90年代にCoCoとして活動できた。それって、考えてみたらすごいことなんですよね!

「これは武器なんだ」

 頑なになっていた気持ちがすっと和らぎ、それからはあまり深く昔のことを考えずに堂々と宮前真樹としてやっています(笑)。

宮前真樹(みやまえ・まき)1973年生まれ、新潟県出身。89年、アイドルグループCoCoのメンバーとしてデビュー。94年にグループ解散後は、ソロとして活動。30歳で芸能界を引退後は名門料理学校コルドンブルーで学び、料理研究家としてロールケーキ「マキュボン」をプロデュース。来年1月にはバースデイライブを開催。

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