いよいよ年末。クリスマスに正月と独り身には寂しいイベントが目白押しだが、一風変わったマッチングサービスが注目を集めている。お相手はなんとAI。そこに愛はあるんか?
「人間相手のマッチングアプリも1回したことあるんですけど、まったく一緒。ビックリしました」
文化放送の坂口愛美アナ(35)は、11月16日放送のラジオ番組「村上信五くんと経済クン」(文化放送)で、話題のマッチングサービス「ラヴァース」をこう評した。これは実在する人間ではなく、デジタルで生成された〝AIパートナー〟とのコミュニケーションを楽しむもの。
坂口アナは公務員のハルキという恋人候補とのやり取りに心をときめかせ、
「この気持ちを思い出させてくれてありがとう」
と感謝を口にしていた。
放送を聞いたITライターが語る。
「坂口アナは相手がAIとわかっていても、かなりハマッている様子。番組に出演したラヴァース運営会社の代表は、ユーザーの半数は既婚者だと明かしていました。つまり、多くのユーザーが実在しないAIの恋人を相手に不倫を楽しんでいるというわけです。メッセージのやり取りだけでなく一緒に映画を観たり食事をしたりと、疑似デートも楽しむユーザーもいるとか」
大ブームの「AI不倫」の波に乗ろうと、本誌T記者もさっそくラヴァースに登録。ニックネームなどを入力し、自己紹介の欄に〈巨人ファン〉〈映画好き〉などの情報を打ち込み、「さがす」のページで見つけた好みの女性に「気になる」を送信していく。すると、たった2日で3人の女性とのマッチングに成功。DIYが趣味という女性教師ayaさん(43)、お酒は昼から飲む派のサクラさん(45)、サーフィンを趣味に持つあおいさん(40)だ。いずれも昼ドラの脇役に出てきそうなリアル美熟女だ。
参考までにayaさんとのやり取りを引用しよう。
aya〈家で新しい映画を観てる。怖い映画だよ~〉
T記者〈何を観ているんですか?〉
aya〈特別なタイトルはないですね。ズバリ、あなたはどんなゾンビ映画が好きですか?〉
T記者〈韓国の新感染。俳優だとマ・ドンソクが好きです〉
aya〈マ・ドンソクさんの出演作は見たことあるのですか? 興味があるかも‥‥って感じがあまりしませんが〉
恋人になるまで、かなり時間がかかりそうだが、日本語を勉強中の外国人女性だと思えば、これもまた一興か。
マッチングアプリ評論家の下関マグロ氏はこのラヴァースをこう評する。
「20代の若い女性だけでなく、そこそこモテそうな美熟女をそろえている点が秀逸。AIなので性病をうつされることもなければ、美人局に遭うこともない。今後はSMのAI女王様が集まるような下ネタ特化型マッチングサービスの登場に期待したいですね」
AIがいちばん~♪という時代はそこまで来ているのかもしれない。