藤原紀香、篠田麻里子らが所属する芸能事務所「サムデイ」が、東京地裁に対して破産手続き開始決定の申し立てを行ったと、11月27日に公表した。同社は代表取締役名での文書を公式サイトに掲載。
〈弊社は、債務超過に陥ったため、令和6年11月25日、東京地方裁判所に対して、破産手続き開始決定の申立てを行いました〉
今後については、
〈弊社は、令和6年12月26日頃迄を目途に一部営業継続の許可を得て、突然のタレントの欠席等が生じないようソフトランディングを目指していく所存です〉
その上で明かされた内情は、以下のようなものだった。
〈事柄の性質上、皆様に事前のご相談を行うことができずに申し訳ございません。タレント及び従業員に対しても全く何も知らせずに破産申立てを行いました〉
サムデイはさる大手芸能事務所の系列。その系列では伊藤英明、松本まりか、吉岡里帆らが所属していたエーチームが今年4月、新規の芸能関係業務の休業と所属タレントの退社を発表したが、
「ひと昔前ならその系列が、こんな状況に追い込まれることは考えられなかった」(芸能記者)
そもそも芸能事務所は各方面から所属タレントに来たオファーを受け、タレントが仕事をした後に関係先から入金された額から、決まった割合でのマージンを受け取ることで経営が成り立つビジネスだ。
支出は事務所の家賃や光熱費、経営陣やマネージャーたちの給与、タレントの送迎車の購入またはリース代やガソリン代などだが、なぜ債務超過に陥ってしまったのかが謎だ。
「系列事務所のトップは、芸能で儲かった金をコツコツ投資して資産として運用することを推奨しており、不動産投資で潤っている系列事務所が多いのは事実。サムデイの場合、所属タレントの稼ぎが少ないこともありますが、投資で大きすぎる損失を出してしまい、会社がとんでもないことになった可能性が考えられます」(前出・芸能記者)
所属タレントの移籍先はどうなるのか。