芸能

おしゃべり美女の解放区・ひと言いわせて〈梶原真弓〉「身長」がコンプレックス 170センチないので…

 アサ芸読者の皆さん、こんにちは。梶原真弓です。早いもので94年に「シェイプUPガールズ」としてデビューした時から、もう31年! 昨年は中島史恵ちゃんがメインとなって、頑張ってくれたおかげで30周年のイベントも開催できました。

 10年ひと昔とは言うけれど、女性にとっての10年ってかなり大きいんですよ。それが30年ですからね。史恵ちゃんは昔と変わらず、というよりさらにレベルアップした感じ。相変わらずスレンダーで美しいスタイルを維持していてすごいな~と思います。

 私はというと、21年前に結婚をして双子の男の子を出産しました。帝王切開だったんですが、2人合わせて5400グラム! もうおなかがパーンとはち切れそうでしたよ。今、2人とも17歳の青春真っ盛りです。

 えっ? お母さんが「シェイプUPガールズ」だったことを知ってるかって?う~ん、たぶん知っていると思います。でも、面と向かって聞かれたことはありませんねぇ。水着姿のポスターに「サインして」なんて頼まれたら困っちゃいますよ~。

「シェイプUPガールズ」は4人グループでしたが、私の立ち位置は決まって中央。みんな170センチ超えでしたから、164センチの私が必然的に中央になるというワケ。

「中央の方が目立っていいじゃない!」と言われもしましたよ。でも、テレビやイベントのお仕事でも真ん中に入っちゃうと場の空気を温める間もないというか。位置的に誰も話しかけてくれないような感じで、何とな~く打ち解けられないまま本番! みたいになっちゃうから消化不良気味でした。

 身長に関してはモデル時代からコンプレックスではあったんですよ。若い女性をターゲットにしたファッション雑誌はいくつかやらせてもらったんですが、お姉さん世代のファッション雑誌って170センチ以上ないとダメなんです。それまで巻頭のファッションページだったのに、ヘアやメイクページの担当になったりとか。そこは葛藤がありましたね。

 そうそう、恋愛に関してはモデル時代の方が自由でしたね。恋愛をするのは女性として大切なことだというのは当時のマネージャーさんがよくおっしゃっていたんです。例えば、お肌の調子が悪かったり、表情があまりパッとしなかったりすると、

「ちょっと最近、イキイキしてないから、今度のオフの日にでも彼氏とデートに行ってらっしゃい」

 みたいな。もちろんしっかりと真剣交際をしているお相手に限りますけど、そういう時間を大切に考えてもらえてすごくありがたかったですね。

 もともと19歳の時に受けた「東洋紡」のキャンペーンガールに合格したことがきっかけで、モデルや芸能活動がスタートしました。この時のオーディションほど色濃く印象に残っているものはないですね。

 実は、母も昔「東洋紡」のキャンペーンガールをやっていたんです。最終オーディションの時、その話をしたらお1人だけ母のことを覚えている方がいらして。親子2代でキャンペーンガールをやらせていただけたのは本当にラッキーだったと思います。母は当時「カルピス」のCMで長嶋茂雄さんと夫婦役でも出演していたんですよ。もうビックリ!

 そういえば、モデル時代に培われたというか、自然と身についちゃったことなんですが、私、汗は背中でかくんです(笑)。撮影で夏に冬用のコートを着ることもありましたから、お顔のメイクが崩れてしまっては大変! だから自然と汗をかく時は背中から。つ~っと背筋を汗が流れたら「次は顔にかいちゃうかも」っていう順番になりましたね。

 汗で思い出しました(笑)。アサ芸読者の皆さん、通勤電車や帰宅後のご家庭でニオイ問題が勃発していませんか?

 やっぱりね、年を重ねると若い頃と違って汗の成分も変わってくるというか。サラッとした汗じゃなくなるんですよねぇ。いわゆる加齢臭。

 こまめにデオドラントシートとかで汗を拭き取ってからならいいんですけど、たまに元を絶たずに香水をたっぷりつけて誤魔化そうとしている方、いますよね? 皮脂と汗と何だかわからない香水の入り混じった強烈なニオイを放ちますから、くれぐれもご注意を!

 と言いつつ、私も高校生の子供を持つ世代ですし、お気持ちはお察しいたします(笑)。年々、自分の体に必要のなかったひと手間、ふた手間がかかるようになりましたよね。

 それに比べて、今の若い男子って、ものすごく美容のメンテナンスに力が入っているらしいですよ。それこそ全身脱毛に通うとか。K‐POPの男の子ってみんなワキの毛がなくてスッキリしてますよね。

 個人的にはワキ毛はちょっとあった方がいいと思うんですけど(笑)。だって、スポーツをやっている時とか、ちょっとね‥‥。バスケならダンク決めた時に、ややモジャッとしていた方がいいとか(笑)。

 現代の美容男子ほど細やかにならなくてもいいけれど、50代、60代の男性の場合、ちょっとの手入れでグンと雰囲気が変わると思いますよ。白髪染めをやめて流行りのアッシュブラウンにするとか、それだけでもイケオジに大変身しちゃいますよ!

 今はヘアカラーを長もちさせる専用のシャンプーも市販されていますし、ぜひとも、イケオジ目指してチャレンジしていただきたいですね。

梶原真弓(かじわら・まゆみ)1967年、埼玉県生まれ。94年、「第1回シェイプUPガールズ」オーディショングランプリ受賞。健康的な美ボディと、ゴルフや水泳などで見せる高い運動能力で、グラビアはもちろん、バラエティー番組などでも幅広く活躍。一躍人気に。04年に結婚。07年、双子の男児を出産。

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