女性トラブルにより、１月22日に全レギュラー番組が降板、打ち切りとなった中居正広が１月23日、芸能界を引退すると有料の会員サイトで報告した。
〈私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【（株）のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します〉
引退を決めた理由については、次のように説明している。
〈私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます〉
この引退決断に至るまで、中居はどんな動きを見せたのか。ベテラン芸能記者が舞台裏を明かす。
「中居はトラブルを起こした際、誰にも相談せず事態が悪化してしまっただけに、引退発表に関しては『育ての親』であるSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智氏に相談していたようです。とはいえ、もはや、テレビ復帰が絶望的な状況となったことも、引退を後押しした。これでSMAPの再結成は永久になくなりました」
テレビから消え、引退を表明したことで、中居はこれ以上、各メディアの「標的」になることはないだろう。となると、これまで以上に猛攻撃を受けそうなのが、2023年６月に発生した中居と女性のトラブルを把握しながら、あわよくば隠蔽しようとし、さらには局員の関与が一部で報じられたフジテレビだ。
すでに続々とスポンサー企業のCMがACジャパンに差し替えとなり、このままでは４月改編期のCM枠が全く埋まらず、番組制作に大きな影響が出てしまいそうな状況である。
「局の体制に不満を溜め込んでいる社員は多い。とんでもない内部告発が相次ぐことになるかもしれません。とはいえ、いちいち細かいことに反論できるはずもなく、サンドバッグ状態になるしかない」（テレビ局関係者）
中居の決断により、流れは大きく変わりそうだ。
（高木光一）
