女性トラブルで芸能界を引退した中居正広に代わる「野球タレント枠」にはいったい、誰が代わりに入ることになるのか。
春季キャンプインを間近に控え、例年であれば今頃、中居はキャンプレポートの準備をしていたことだろう。昨秋は6度目の「侍ジャパン」公認サポートキャプテンを任され精力的に活動していたが、今後はその姿を見ることがなくなった。
となれば、中居の後任となる野球応援サポーターはどうなるのか。求められるのはNHK紅白歌合戦の司会を務めた中居のようなトーク力と、なにより野球に対する情熱と知識だ。
現在、野球ファンの間で筆頭候補として名前が挙がっているのは、中居のジャニーズ事務所時代の後輩・亀梨和也だ。野球漫画「タッチ」の上杉和也にちなんで「和也」と名付けられ、小学生時代にはリトルリーグに所属。世界大会にも出場するなど、もともと生粋の野球少年だ。2011年から1208年までは日本テレビ系のプロ野球中継で「ベースボールスペシャルサポーター」を務めたこともあり、経験は十分といえるだろう。ただし、中居ほどはプロ野球に詳しくない…という不安は残る。
対抗馬は広島ファンの鈴木福だ。中学時代から野球部に所属し、昨年はマツダスタジアムでの始球式で、見事なストライクを投げ込んだ左腕。広島ローカルのラジオ番組では、まだ1軍に上がっていない若手の名前をスラスラと口にするなど、熱心に観戦している様子を伺わせた。子役時代には「野球人口減少を防ぐために、もっとテレビで野球中継を増やしてほしい」と訴え、野球ファンから喝采が送られている。国民的子役として知名度、好感度ともに高く、むしろ中居を超える活躍をするかもしれない。
そして大穴は、元日本ハムのタレント・杉谷拳士だ。とんねるず・石橋貴明の帝京高校の「後輩枠」として「リアル野球BAN」に参加したことがきっかけとなり、バラエティー番組からオファーが届くように。新庄剛志監督から「出演禁止」が通達されるほどだった。通算12年のプロ生活で、野球に関する知識は十分。芸人顔負けのマイクパフォーマンスの持ち主とあって、レポーターとしても活躍できそうだ。
今となっては、中居の役割の大きさを知ることになるが、引退は身から出た錆。次の野球タレント枠には、安心して見ていられる人物をぜひ。
(ケン高田)