吉本興業芸人を中心に広まる、違法オンラインカジノ事件。双子漫才コンビ「ダイタク」の兄・大、「9番街レトロ」のなかむら☆しゅんまではその反響が限定的だったが、「M-1グランプリ」2連覇の「令和ロマン」高比良くるま、そして「とろサーモン」久保田かずのぶといったメジャー級の芸人まで「汚染疑惑」が出たことで、一気に社会問題化した。
こうした事態を受け、彼らが出演している番組やCMは軒並み差し替えられた。高比良はコンビのYouTubeチャンネルで「オンラインカジノをしていたというのは事実であります」と認めて謝罪。久保田はXで一連の騒動を謝罪した上で、2月21日放送予定のラジオ番組で、状況を語る考えを明かしている。
収束の気配を見せない中、最も懸念されているのが、高比良の相方・松井ケムリの周辺である。父親は大手証券会社「大和証券」の取締役副会長かつ関西テレビ監査役の松井敏浩氏。YouTube動画では事あるごとに金持ちぶりを披歴しているが、大和証券がネーミングライツを買っている、福岡の吉本劇場「よしもと福岡 大和証券劇場」のことを「僕んちです」と、こともなげに言っていたのが印象的である。
だが高比良のオンラインカジノ事件で、松井の父親を含む大和証券へのトバッチリ、風評被害が及ぶのではないかと危惧されている。
そしてもうひとり、風評被害が懸念されるのが、久保田の交際相手たけうちほのかの兄・竹内涼真である。たけうちは昨年、高級マンションで久保田と半同棲していると報じられた。久保田は竹内ら家族と面会し、一緒に飲んだことがあるという。
オンラインカジノ報道が出た際、久保田は関与を否定している。にもかかわらず、出演番組は差し止めを食らっているのは不可解だ。
はたしてこの問題、これからどんな展開を見せるのか。
(魚住新司)