NHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロイン・米田結を演じる橋本環奈が、1月21日放送の「あさイチ」プレミアムトークに生出演した。直前に「おむすび」第100回が放送され、父・聖人は無事に退院。自宅で退院祝いをしているところ、糸島の祖父母・永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)が突如として現れるシーンで終了した。波乱含みの次週予告が流れた直後に登場した橋本は、晴れやかな笑顔。朝ドラヒロインというプレッシャーのかかる現場からの解放感と安堵感が表れているようだった。
クランクアップのシーンが流れ、結の夫・翔也を演じた佐野勇斗や、結と同じ病院で働く看護師役の妃海風がビデオ出演してメッセージやエピソードトークを繰り広げ、橋本は快活な笑い声をあげた。
スタジオでのトークは盛り上がったが、この日の「あさイチ」は国会中継のため、40分間の短縮バージョン。視聴率爆死の朝ドラヒロインだから、わざわざ放送時間の短い日に出演することになったのでは…とのうがった見方も。なにしろ前日20日の世帯平均視聴率は11.8%(関東地区)と、この週2度目となる12%割れを記録している。とはいえ、そうした低視聴率の悲壮感を感じさせない橋本の様子には、メンタルの強さが出ていたように思えるのだ。
「おむすび」は撮了したが、橋本は休む間もなく4月期にはテレビ朝日系の医療ミステリードラマに主演する。「おむすび」の低視聴率や、新たな「被害者」が報じられた「パワハラ報道」のダメージを払拭する演技を見せることができるか。
(石見剣)