おねえタレントの勢力図が、大きく塗り替えられるかもしれない。
このほど、3月末に福島中央テレビを退社予定の直川(のうがわ)貴博アナが、4月からセント・フォースに所属することが発表された。あの美女アナ軍団に男性アナが新加入するのは異例中の異例だろう。そもそも直川アナとはいったい何者なのか。テレビウォッチャーが解説する。
「関西出身の明るいキャラクターと、中性的な顔立ちが特徴ですね。元フジテレビの高島彩に憧憬の念を抱いているようで、自ら命名した『ノウパン』の愛称で親しまれています。美容男子としての一面があり、ボーナスが振り込まれた月の美容代が30万円を超えることもあるんだとか。夕方のワイド番組『ゴジてれchu!』で男性アナとしては珍しく、お天気キャスターを担当している異色の経歴を持ちます」
セント・フォースは次のように、獲得の経緯を綴った文書を発表している。
〈直川さんのお人柄、個性的な感性にとても魅力を感じ、「来世は女性アナウンサーになりたい」という思いを拝見し、女性のフリーアナウンサーをマネジメントさせていただいている弊社としてもいつかご一緒させていただきたいと思いを抱いておりました〉
そんな「ジェンダーレスアナウンサー」が本格的に全国区に進出することで、早くも水面下ではオファー殺到の観測気球がブチ上げられていた。在京民放局ディレクターが語る。
「おねえタレントとして、コメンテーターやひな壇に引く手あまたでしょうね。『もう、やだぁ~』『アタシは~』などの口調と、スキンケアやメイクなどの美容に一家言あるのはセールスポイント。すぐに情報番組のコメンテーターとして頭角を現すと思いますよ。福島中央テレビのイベントでもしばしばMCを担当するのですが、そのたびに自虐ネタで自らをオチにして、ゲストを引き立てるトーク力がありますからね。かつてのおすぎさんやピーコさんの枠にハマるのでは」
群雄割拠のフリーアナ業界に殴り込みをかける「ノウパン」は、どこまで支持を広げるか。