スポーツ

世界戦延期で亀田興毅の引退カウントダウンがついに始まった!

20150615kameda

 国内ジム所属の現役世界王者が11人に達するなど、久々に盛り上がりを見せる日本ボクシング界。そんななか、国内試合から締め出されている元世界3階級王者の亀田興毅が苦境に立たされている。

 7月末に米国で予定されていたWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平とのタイトルマッチが、河野の肋骨骨折により無期延期に。土壇場でとんだ肩すかしを食らう格好となった。

「表向きは『治るまで待つ。河野が休んでいる間も俺は練習してもっと強くなる』と前向きな発言をしていましたが、これまでにないほど落胆しているようです」(ボクシング専門誌編集者)

 亀田が最後にリングに立ったのは、昨年11月に米国・シカゴで戦った10回戦の1試合のみ。3兄弟の末っ子である当時のWBO世界バンタム級王者・和毅の防衛戦の“前座の前座”という位置づけで、客の入りも芳しくなかったという。

「地元プロモーターも元3階級王者としての扱いはせず、入場テーマ曲もかけてもらえず、ファイトマネーもたったの170万円。あの金額では渡航費や合宿費を差し引くと採算は取れなかったでしょう」(前出・専門誌編集者)

 こんな状況に焦りを感じたのか、今年1月には自身のブログに次のように心情を吐露している。

〈自分はボクシングが好きだと思った事が無いし、稼げないのならボクシングをやる意味がないと思っていた。(中略)17歳でデビューした時、俺にもその時が来るなんか考えもせえへんかったけど、もう近くにきてる〉

 この記述に「興毅がついに引退か!?」と、ファンやアンチを巻き込んで話題となった。亀田3兄弟が国内で試合をできなくなったきっかけは、13年12月に行われた次男・大毅の当時保持していたIBF世界スーパーフライ級王座をめぐるJBC(日本ボクシングコミッション)とのいざこざだったが、どんな時も一家で命運を共にする亀田家だけに、長男の興毅にもその火の粉が降りかかった形だ。

 JBCではもはや“幻の一家”扱いで、三男・和毅の防衛戦ですらいっさいテレビ中継がされていない。

「日本国内での試合にこだわってきた興毅が、興行的にも儲からない米国で河野とのタイトル戦を了承したのは、日本人王者に勝ってアンチを黙らせ、日本人初の4階級制覇を達成すれば、自分や弟たちの日本復帰の道筋ができると踏んでのことでしょう。しかし30歳近い年齢、ここ2年間で1試合しかしていないブランクを考えると、今回の延期で事実上の引導を渡されたといっても言い過ぎではないででしょうね」(スポーツライター)

 ついに亀田興毅の引退カウントダウンが始まった。

(金子良太)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」