6月13日、イギリス・エリザベス女王の誕生日を祝う行事が行われ、バッキンガム宮殿のバルコニーには1歳のジョージ王子が初登場。パパのウィリアム王子、おじいちゃんのチャールズ皇太子、そしてエリザベス女王の4世代がそろって、世界中を騒がせた。
15日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、ジョージ王子が着ていたブルーの洋服がパパのウィリアム王子が84年にやはり1歳でエリザベス女王の誕生日祝いに着たものと同じ服だと紹介。小倉智昭は「英王室は断捨離とは無縁だ、ということですね」とコメントした。
英国在住歴もあるロイヤル&セレブウォッチャーがこう語る。
「ヨーロッパは概して、物を大切に使う傾向にありますが、英国は世界で最も『古いものを大切にする』国の1つですから当然です」
もともと上流階級の人々は上質の物、最高級の物を購入し、それを大切に修理しながら使うのが当たり前。良質のものは簡単には壊れず、良い物だからこそ長く使える、という考え方なのだという。
「そもそも、ヨーロッパのメーカーは部品を数十年単位で長く保管しますから、家電製品も修理して使うのが当たり前。車でも30数年前の部品もすべて保管しており、旧型の車を部品だけで1台組み上げられるほど保管が徹底しているといいます。日本も物を大切にする美徳があったはずですが、戦後アメリカ型の消費文化に毒されて、『修理するより安い家電に買い換えたほうが得』という考えが主流になってしまっているのは残念です」(前出・ロイヤル&セレブウォッチャー)
いまや日本は断捨離だの、ときめかないものは捨てよだのと“捨てる”モード一辺倒。高価だからこそ必要な物だけを慎重に手に入れて大切に使う、という英国王室的エコライフを見習ってみては?
(大門はな)