インスタグラムで“胸ポチ写真”を掲載して話題になった水原希子。4月クールはモデルとしてだけでなく、ドラマ「心がポキッとね」(フジテレビ系)でヒロインを務めるなど、女優としての活動でも注目を集めている。
水原のみならず、芸能界にはモデルからシフトチェンジした女優が多い。賀来千香子、江角マキコ、夏川結衣、松嶋菜々子、松雪泰子などは、モデル出身の肩書きなどいらぬほど女優としての実績も貫録も十分。米倉涼子、杏、吉瀬美智子、榮倉奈々、桐谷美玲、能年玲奈など、近年のドラマや映画で主役クラスの女優たちもモデル出身だ。この“元モデル女優”増加の原因は何だろうか。
「“読者モデル”という事務所に所属しない、一般読者の肩書きを持った素人モデルが増えたのです。もともと“読者モデル”が登場したのは1978年頃から。この中途半端な立ち位置の“読者モデル”は90年代以降急増し、読者モデル専用のモデル事務所まで設立されるほどになりました。これだけモデルの数が増えれば、“モデル出身女優”が増えるのも当然です」(芸能関係者)
また、モデルを経験している女優だからこその強みもあるという。
「モデル経験者は自分の見せ方を知っている。少なくとも喜怒哀楽を表現するには、どんな顔をして動けばそれらしく見えるかという“型”をわかっている。演技ができなくても“型”さえできればそれらしく見えますから、テレビドラマでは重宝されますよ」(テレビドラマ制作スタッフ)
近年は乃木坂46のメンバーなど、アイドルがモデルに進出している逆の流れもある。モデル、女優、アイドルの垣根がますますあいまいになっていきそうだ。