この翌日の12日に放映された「ぴったんこカンカン」(TBS系)のロケでは、東京・水天宮にある有名スイーツ店を訪ねる。綾瀬のためにオリジナルのスイーツが用意されたが、一瞬にして完食。すると、
「別のスイーツも食べてみたい!」
と掟破りの「おかわり」をスタッフに申し出たのだった。
TBS関係者が明かす。
「映画の出足も好調ということもあって上機嫌。自身のイメージとは大きくかけ離れる役柄で重圧から解放され、食欲は旺盛でしたね。ただ、綾瀬さんはもともと太りやすい体質なんです」
確かに綾瀬はまだ売れていないアイドル時代に、1年で7キロも太り、01年に「ビューティーコロシアム」(フジテレビ系)に出演。
「痩せられなかったら実家に帰ります」
と宣言し、ダイエットに挑戦した過去がある。その“黒歴史”を繰り返さないため、「ぴったんこ──」のロケ時に、事務所の担当者は番組スタッフに、
「綾瀬にはあまり餌を与えないでください」
と釘を刺したという。
また、この放送で綾瀬はハンモックに揺られてヨガをする「エアリアルヨガ」も体験した。
「水色のTシャツと黒色のスパッツを身にまとっていたのですが、スタイリストが用意したTシャツが小さすぎて、胸の部分がぱっつんぱっつん。けれども、綾瀬さんは『ヤッホー』と大声を上げるなど、まったく気にする様子もなく、みずから逆さづりになって、へそをまる出しにするなど、大はしゃぎ。そばにいたスタッフは、ポロリがあったらどうしようと、ハラハラ、ドキドキでした(苦笑)」(TBS関係者)
無邪気な様子で双丘を揺らす綾瀬に、共演した安住紳一郎アナも目のやり場に困っていたという。
ところで、綾瀬は今年3月に三十路の水着写真集を突然発売している。実は最近、みずからの「胸」に対する扱いを変え、見せたり、ネタにしたりするように進化したというのだ。
それは「海街──」の撮影現場で明らかとなる。
この物語は綾瀬と、長澤まさみ(28)、夏帆(23)、広瀬すず(17)の4姉妹の日常を描いた作品である。
綾瀬は推定87センチのFカップ、長澤が推定85センチのFカップ。夏帆が推定86センチのFカップという「F」並びの“超重量級”キャスティングでもある。ある芸能記者が語る。
「デビュー当時、夏帆さんは胸が大きいことをひた隠し、服の下にサラシを巻いていたこともありましたが、今回の作品は自然体ボディで臨んだそうです」
一方の綾瀬は、すでに週刊誌などで、幾度となく胸の話題が報じられている。どうも綾瀬はそうした記事から、自分の「胸」が強力な武器になることをいまさらながら自覚し始めたようなのだ。撮影現場で、
「隠れきょぬ~のあやせはるかで~す」
とおどけ、現場を和ませることもあったというのだ。