世論からも賛否真っ二つ、販売を拒絶する書店などもありながら堂々のベストセラー1位を続ける、酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aの手記「絶歌」。その出版の是非を問うお題で、ホリエモンこと堀江貴文氏がツイッターでこう答えた。
「嫌だと思うなら買わなきゃいい。出せなくする法律を頑張って作ればいい。おれは反対だけどね」
この発言にさまざまな反応が飛び交ったが、「買わなきゃいいはその通り」という声は多いものの、さすがに擁護する声は少ない。
「買うヤツがいなけりゃ誰も売らないのは正論だが、売るヤツがいなけりゃ誰も買わない」「死刑にしなかったからこんなことになった」「そんな法律ができたら自分の手記も出せなくなるしね」などと、出版反対派から総攻撃を受けている。
ホリエモン以外にも「絶歌」問題でやり玉にあがっている有名人は多いが、どちらにせよ、被害者や遺族は置き去り。それが問題だとする冷静なコメントが多いのも事実。
「売れない法律を頑張って作る? こんな身も蓋もないことをドヤ顔で言われても‥‥」が、もっとも的を得た声かもしれない。
(中里けい)