7月4日から映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が日本で公開された。同映画は週末2日間で観客動員数50万人以上を記録し、2015年オープニング興行収入NO1の大ヒットとなっている。
しかし公開後、女優・米倉涼子の日本語吹き替えに対してネット上では、「芸能人声優のせいで映画が台無し!」「下手すぎて吹き替えで見たことを後悔した。お金返して!」「途中から“お願いもうしゃべらないで”と祈ってた」など、鑑賞者から怒りの声が殺到している。
「今回が2作目となるアベンジャーズですが、1作目の時も米倉など芸能人たちが声優として起用され、映画ファンからの反発が凄かった。それほど前作で批判の声があがったにも関わらず続投させたことで、ますますファンの怒りを買っているという状況です。また、本作の完成披露試写会で米倉は『自分が吹き替えたものを観て、うわーと思うことが多かった。私はこれでいいのだろうか』と語るなど本人も、声優として失敗したという自覚があるのかもしれません」(映画ライター)
さらに、ネット上ではDVDなどのソフト化の際、プロの声優による新規収録を求める署名運動が起こるなど炎上の輪は燃え広がっているという。そんな芸能人の吹き替え問題といえば、最近では「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でのEXILE・AKIRAの起用が話題となっていた。
「AKIRAの起用は公開前こそ騒がれたものの、『マッドマックス』本編では台詞が非常に少なく、たとえ彼が棒読みであろうとも吹き替えファンへの被害は少なかった。そのため公開後は大きな騒ぎにはなりませんでした。しかし今回のアベンジャーズでは、米倉の台詞量が多く、最後まで演技の違和感がぬぐえないため、公開後、映画を観た人たちから怒りの声が殺到しているのです」(前出・映画ライター)
人気ドラマ「ドクターX」では、「私、失敗しないので」が口癖だったが米倉。しかし今回ばかりは、慣れない声優業にさすがの彼女も失敗してしまったのかもしれない。
(森嶋時生)