市長就任当初から、目の敵にしていた市役所の労働組合とのバトルが第2ラウンドを迎えた。全職員に「強制アンケート」を実施。組合活動の全貌を把握し、一挙に一網打尽にしようとしているのだ。
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バトルの第1幕は、昨年12月28日の市議会で行われた就任後初の施政方針演説だった。「組合が、公の施設で政治的な発言をひと言でもするようなことがあれば断じて許さない」
橋下市長は、演説が終盤にさしかかると、「最後に」と語気を強め、「私はしつこい性格でありまして」と前置きし、
「組合と市役所の関係を一から考え直したい」
と語った。橋下市政のスタートであると同時に、組合に対する戦の“のろし”でもあった。その直後には、市長選で、対立候補の平松邦夫前市長陣営を応援したとして市幹部を更迭。市の労組も謝罪し、恭順の意を示したことで、対立関係は解消されたかに見えた。 ところが、2月に入っても、橋下市長の攻勢はとどまることを知らなかった。
市政関係者が解説する。
「2月9日に『職員各位』宛てで橋下市長の直筆サインの入ったアンケートが全職員に配布されました。ところが、この中身が市職員の組合活動について詳細に記述することはおろか、全て実名で明記することが〝強要〟されているんです。しかも提出しない職員にはペナルティも辞さない文言も書いてあり、人権侵害の声すら上がっています」
問題の文書はトータルで12枚。最初の1枚目「アンケート調査について」と題された書面にはこうある。
〈市の職員による違法ないし不適切と思われる政治活動、組合活動などについて、次々に問題が露呈しています。この際、野村修也・特別顧問のもとで、徹底した調査・実態解明を行なっていただき、膿を出したいと考えています〉
さらには「労使関係に関する職員のアンケート調査」を行うとする“強権発動”が下されたのだ。
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