7月21日に放送されたテレビドラマ「HEAT」(フジテレビ系)第3話の視聴率が4.2%だったことがわかった。これは先週放送された第2話の3.9%から、わずかに数字を上げる形となった。
「第3話は難病の子供のリハビリを消防団員たちが一丸となってサポートするという感動路線でした。さらにCM明けには、シャワーを浴びるAKIRAの裸体をじっくりとカメラが嘗め回すファン向けのサービスショットも入れるなど、視聴率アップを意識した作りに。また今回は、低視聴率が様々なネットニュースで話題になっていたので、どのようなものかと興味本位でチャンネルを変えた視聴者も多くいたようです」(テレビ誌記者)
しかしネットでは「酷いと聞いて観てみたけど、ただただつまらないだけ」「ネタにすら出来ない微妙なドラマだな」と作品へのツッコミ所を期待した人からも、評価は散々となっている。
その一方でAKIRAファンからは、低視聴率と叩かれていることに対して「今世紀最低視聴率をとった川口春奈の『夫のカノジョ』よりはマシでは?」との声も上がっているという。
「たしかに『夫のカノジョ』(TBS系)の平均視聴率は3.87%という低い数字でしたが、当時、裏番組には米倉涼子主演の大ヒットドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)が放送されていた。また8話で打ち切られたオダギリジョー主演『家族のうた』(フジテレビ系)の時も、同時間帯には映画化もされヒットした中居正広主演『ATARU』(TBS系)が放送されていたので、両作品とも裏が強かったと言い訳ができるのです。しかし、『HEAT』の場合は裏番組にこれといった人気作品がないにも関わらずこの惨状。ある意味『HEAT』こそが今世紀最低のテレビドラマかもしれないと一部では言われています」(前出・テレビ誌記者)
ドラマ内容よりも視聴率の方が気になるという声が殺到している「HEAT」。今後、視聴率、内容共にヒートアップしていくことができるだろうか。
(森嶋時生)